#50 でもクローゼットの中は好き。


先日は少々センシティブな舞台に出ました。
見て下さった皆様本当にありがとうございます。一生の思い出になった。

その中で「自分は性的な表現が苦手で…」と仰られているツイートなども多く見かけて、あぁそうなんだなぁ。と思いました。性的な表現が苦手なのはおおよそ女性かと思っていましたが男性でも苦手な方多いのですね。
私は好きなのでびっくりしました。
自分が好きなものをみんなも好きだと思う思考、やめた方がいいですね。

今日はとくに文章がバカです。
書くつもりは別になかったのですが、言わずにはいられなくて。今、自分だけで所持しているのがしんどかったので。


ちょっと、私的には勇気のいることを。


皆様がそういう表現を苦手だと思うのと同じように、私にも苦手な描写というかシーンというか…があります。

これは少し性癖にも関わってきてしまうのですが、私は自分の性癖が気持ち悪すぎて口に出すのも嫌なので、こちらは誰にも言いません。(言ってないけど元彼にはバレました)


私は、人が倒れるシーンとか苦しむシーンとかが物凄く苦手です。今、これ書いてるだけでもわーってなる。けどなんか溜め込んでおくのがしんどくて。これ言ったことあるっけ?誰かに言ったっけ。言ったかもしれない。覚えてないんですけど。以前の記事と重複してるのかも。


一年半前に、私が足を打たれて倒れなきゃいけないシーンがあって。キツかった。ただでさえ動きのお芝居は苦手なのですが、倒れなきゃいけない苦しまなきゃいけないから、頭と心が湧き立ってしまって(湧き立つというとなんか喜んで興奮しているように感じられるかもしれないですね。でもぐつぐつと煮え立つ、というか沸騰している感じ、地獄って感じです)、まぁ最終的にはなんとか凌ぎましたがキツかったです。最初の稽古とかはとくに、今すぐ走ってここから逃げたい!!!!みたいな感じでした。

そしてつい先日参加したワークショップでも、いきなりそれにぶち当たってしまって、倒れる役も、それを助ける役も、やりたくないやりたくないやりたくないやりたくない逃げ出したい一心でなんとか第三者の役にまわりました汗。それでももう息がしづらいぜ!って感じにはなっていたので、だって目の前でそれが繰り広げられているので、お芝居をしていたというかその場を勢いで凌ぎました。相当挙動不審だったと思います。

結構不便なので、克服しなきゃですよね。
そういうシーンってまあまああるのですよ。

これは何かしらの歪みから来ているのでしょうか?なんなんですかね。

ものによっては見られるときも無くはない。

まぁやっぱり小さい頃から医療系のドラマはまず見られませんでしたし、刑事ものでも急にそういうシーンになると息を殺しながら歯食いしばって見たりします。

そして日常でも、誰かを心配することが凄く苦手なんです。ちょっとした怪我とかでもなんでも、その人に「大丈夫?」って声をかけることすら以前は難しくて、一言も発せなくなってしまっていた。そんで頭真っ白。今は、大丈夫?くらいは言えるようになりましただから、少しずつ克服はできているはずです。
心配されるのも苦手です。以前稽古場で思いっきり足を捻挫した時も、周りの人はその瞬間に色々介抱して下さるのですが、その心配されてる状況がキツすぎて一瞬足の痛みどっかいきました。


とまぁそんな感じです。

でもだからって、私にそういう役とか振らないで下さいとは言いたくない。(今ここに書いている時点で問題ありなんですけど!)なので、もし私がそれにぶち当たっている場面を見かけたら、「あぁ今ネコちゃん戦ってんなぁ。頑張れー」と思っておいて下さい。本番はそんな風に思わなくて大丈夫です。頑張って慣れればやれるので。


カミングアウトでした。

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