#48 天気、君は悪くない。


LINEやらTwitterやら、
文章を書こうとすると途端に長くなる。
喋ることは得意じゃない。
下ネタ以外の話には大抵参加しない。

でも、文章を書こうとすると色んな言葉が頭の中に溢れてきて、渋滞が起きる程。
溢れる言葉のスピードに文字を打つ手が追いつかなくて、そのまま忘れ去ってしまった気持ちや考え事が沢山ある。


あやめさんのファイトソング、私も大好きです。みんな大好きですね。

「このまま生きてても何にも無し得られないような漠然とした不安の中、いつか変わらなきゃって思ってはいたの」

出だしの歌詞。
正直私は、この言葉が私の不安をそのまま言い表してくれているようで、ここで立ち止まってしまって、他の歌詞がなかなか頭に入らない。

そう。
思って"は"いるの。思ってはいるのだけど、なぜ変われないのかしら自分?

やりたいことは沢山あるのに、なぜ動き出せないのかしら。天気とか現実とか、怠惰な自分とか、そんなものに振り回されて囚われて、なぜ動き出せないのかしら。

「私、本当に怠惰な人間なんですよね」
そうかっちさんに言って、涙が出た。

みんな凄く頑張ってる。
トキワのみんなは本当に一生懸命に前向きに生きている。少なくとも私にはそう見えた。

私は毎回、稽古場に行くことで精一杯で(なぜか土曜日は雨ばかりだった)、グズグズしている自分を押さえ込むのに精一杯で。
その日をなんでもなく生き抜くことに精一杯だ。グズグズしている自分がベースで、その間にほんの一瞬の希望と行動を無理矢理差し込む。それ以外のことに手をつけることができない。頑張らなきゃって言ったら「ネコちゃんはネコちゃんのペースでいいんじゃない」とそーまが言ってくれたけど、私のペースで生きていたら、本当に何も成し得られない。
でも体はなかなか思うように動いてくれなくて、心ばかりが氷の上で全力疾走する。
一歩も進めないのに足が絡まる。転ぶ。

人に何かを強制されることは大嫌いなのに、
人に強制されないとなにもできない自分がもっともっと大嫌い。

怖い。



少し前まで私の舞台を観に来てくれていた数名の、いわゆる私のことを好きになってくれた方達。今はもうほとんど来てくれなくなっちゃった。

もちろん皆さん家庭の事情や、その他色々大変そうで、私なんかより全然忙しそうで、
大事なことやものが勿論沢山あるだろうから私は何も言えないけど、
もう私のことなんかどうでも良くなっちゃったのかな、とか最近凄く考えるようになってしまった。


たまに「お芝居が上手だね」とか「可愛いね」って言って貰えるけど、それでもなかなか私のことを好きになってくれる人は少ないみたい。私なりに頑張っているつもりなんだけど、
私にはみんなより人に好きになって貰えるような魅力がないかな。

でも誰も観に来てくれなくなっちゃったら、私が舞台に存在しているという事実がなくなってしまうから、こわいね。



私が下ネタばっかり口走ってしまうのってね。
勿論好きではあるんだけど、
下ネタを喋るとみんなが良い意味でも悪い意味でも注目して反応してくれるのさ。それに自分が存在している実感を得てしまっている部分があって。小学生の頃に身に付けたやり口でもあるんだよね。その時だけ私、みんなの中に存在できているような。みんなに友達が100人いたら私はいつも100番目だから。



また自分のこと可哀想な人間に仕立てあげてるね。こんなことやめないと。

みんなから好かれるのは、いつもポジティブで明るくて一緒に居て心地よい人間なんだから。


また空が綺麗に晴れて気持ちの良い風が吹いたら、気持ちを上に向かって投げよう。とにかく、今日みたいに空の機嫌が悪い日はからっぽになってしまうよ。

でも、なんとか、死ぬまで生きよう。


おやすみ。

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