#47 森、住宅。


夜に考え事をしちゃいけないって、言う。
でもしちゃうの。

静かで、寂しくて、眩しくない。

だから夜なの。



あのね、
本番が終わってから今まで、ほとんど外に出ていない。でもそうしている間に、季節がまた少し移ろったようで、あぁ、また置いて行かれてしまったのだなとなんだか寂しい。

そう言えば去年の今頃も毎日毎日苦しかったな、そう言えば一昨年の今頃も毎日毎日苦しかったな。

こんな時間にベッドで丸くなって、窓から見える光をぼんやり眺める。これは意識のことでもあるし、視力のことでもあるの。自分より視力の悪い人には今まで一人しか出会ったことがない。輪郭なんて勿論無くて、印象派の絵画のような。私はこの世界がとても好き。一昨年の春、唯一私より視力が悪い人と出かけたことがある。とても楽しくて、不思議で、肩が凝るような。でも、楽しかった。私の、生産性の無い考え事やくだらない悩みを真剣に共有してくれて、遠くまで連れて行ってくれた。私はその人が嫌い。でもちょっぴり好きなの。

春になるのね。

春は、とても好きだけどあまり好きではないな。あんまりいい思い出が無いので。
私にとって、たぶんほとんどのものは好きで嫌いなもの。だって何もかも、一面しか見えないなんてこと無いでしょ。



今年のはじめに次の4月の舞台に出演させて頂けることになって、主宰の方とゆっくりお話したのだけど、その時主宰さんは私のこと「ロマンチスト」って言って下さった。
自分でも確かにそうかもって思っていたけど、今日ひとつ自分の新しい一面を再認識した。
それは、私の求める本当のロマンってとてもネガティブなものなんだということ。
上手く言えなくなってしまったけど、そう思って。それはある映画を見て分かったんだけど。

悲しみって、ね。
ごめんなさい。
私きっと幸せになれない。
あと半年で25歳になるのにこんなで。
また怒られちゃうなぁ。
言う前に頑張れって、努力しろって。

そうだね。

あぁだめだ。
じょうずに書けなかった。
消すか、書き直すか、しますかも。

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