時代の変化と私の挑戦:noteでの一歩

noteを使おうと思い立ってから早2年が経ちました。日々の忙しさに追われ、気づけば月日はあっという間に流れていきます。その間に何をしていたかというと、HTMLの学習を始め、徐々にGoogleのSEOについても学んできました。SEOという言葉を初めて聞いたときは、何か難しそうな響きに感じていましたが、勉強を進めるうちにその魅力に引き込まれていきました。

検索エンジン最適化、つまりSEOの学びを通じて理解したのは、単にキーワードを詰め込むだけでは不十分で、専門性がしっかりと担保されたコンテンツが評価され、上位に表示されるということでした。これには時間も労力もかかるものであり、安易な方法では成果は得られません。しかし、逆に言えば、自分の専門分野に基づいた価値ある情報を発信すれば、Googleはそのコンテンツを信頼し、多くの人に届けるようになる。そんな学びを得ました。

にもかかわらず、noteに関しては、2年間ずっと手つかずのまま放置してしまいました。勉強はしても、実際にアウトプットをしないまま、頭の中に知識だけを溜め込んでしまっていたのです。それでも、日常の中でふとした時に、「noteって実際に何ができるのだろう?」という疑問が湧き上がってきました。noteは、自分の思いや考えを発信するためのツールだというのは分かっていたけれど、「具体的に何が出来て、何が出来ないのか?」という根本的な部分に対して、自分の中でしっかり理解していないことに気づいたのです。

その疑問を抱いたまま食わず嫌いで終わらせてしまっても良いのか?自問自答してみた結果、やっぱりやってみようという結論に至りました。そう思った瞬間から、心の中に少しずつ新しい意欲が芽生え始めました。「今こそ、noteで自分の声を発信する時だ」と。これまでの遅れを取り戻すかのように、今回noteに初めての文章を投稿することを決意しました。

この決断に至るまでの背景には、学生時代の懐かしい思い出がありました。学生時代、私は毎日ブログで日記を書いていました。当時のブログというのは、今ほど洗練されたものでなく、シンプルな日記形式のものでした。それでも、私は楽しみながら文章を書き続けていました。日々の出来事を面白く、そして時には感情を込めて綴ることが、当時の自分にとって一つのライフワークのようなものでした。

ブログを書いていた理由は至ってシンプルで、収益を目的にしていたわけでも、アフィリエイトリンクを張ることを意図していたわけでもありませんでした。ただ、自分の思いや日常を誰かに伝えたいという気持ちが、自然に文章を書く原動力となっていたのです。そして、その文章が予想以上に多くの人々に読まれたのです。数千人の人が、顔も知らない一個人のブログを毎日訪れてくれました。インフルエンサーでもなく、顔を出しているわけでもない私が書いた何でもない日常の記録を、たくさんの人が楽しんでくれていたことが、とても嬉しかったのを覚えています。

その時の経験が、今でも私の心の中に強く残っています。だからこそ、再びnoteで文章を書こうと思った時、その時の感覚が蘇り、「また誰かのために、自分の思いや考えを形にして届けたい」という気持ちが高まってきたのです。

当時のブログのように、ただ自己満足で書いていた文章でも、誰かの心に響くことがあるかもしれません。人とのつながりは、時に予想外の形で生まれます。特に、文章という形で発信した思いが、画面の向こう側にいる誰かに届く瞬間には、特別な喜びがあります。今、SNSや動画コンテンツが主流となっている時代においても、文字の力は依然として強力です。文章を通じて、自分の考えや感じたことを伝えるという行為には、どんな形であれ、人と人を結びつける力があると信じています。

時代は変わりました。技術も大きく進歩し、私たちの生活を便利にするためのツールが次々と登場しています。特にAIの進化は目を見張るものがあります。私が学生時代に書いていたブログの頃には、AIというものはまだ一般的ではなく、コンピュータができることには限界があると感じていました。しかし、今ではAIは私たちの日常に深く溶け込み、文章の作成や情報の整理、さらには複雑な問題解決まで、驚くべきスピードで進化を遂げています。

ChatGPTのようなAIは、その代表例です。かつては、AIといえば専門的な分野の一部にしか使われていなかったものが、今や一般の人々にも身近な存在となっています。AIの技術が進歩するにつれて、私たちの生活はますます便利になり、新たな可能性が広がっています。もちろん、その進化に対して恐れを抱く人も多いですが、一方でその力を受け入れ、共存していくことが必要だと感じています。

私は、noteに投稿される多くの記事においても、AIの力が使われているのではないかと考えています。AIが文章を生成し、効率的に情報をまとめることで、私たちはより多くの情報にアクセスできるようになっています。これに対して、良いとか悪いとか言うつもりはありません。それは一つの時代の流れであり、私たちがその流れに乗って進化していく必要があるということです。

そのために、私自身もAIについてもっと学び、時代に取り残されないようにしなければならないと感じています。そして、noteという場を使って、自分が学んだ知見や経験を発信し続けることで、時代の変化に適応していきたいと思います。

これからnoteに、私が得た学びや感じたことを少しずつ綴っていきます。もし良ければ、ぜひあなたも私のnoteを訪れ、時々顔を出してみてください。この場所が、あなたと私が繋がっていられる唯一の場所であるかもしれません。

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