見出し画像

中国産マスクの品質の見分け方(チェック方法)について

先日知人と話していたところ、最近マスクが店頭やAmazonに沢山出回っているけど、どれが良くてどれが悪いのか全くわからない、という話をしていました。

確かにパっと見て分かる情報がAmazonの口コミや商品名やパッケージの印象などでしかなく、口コミもどうしても感覚的な評価基準になってしまうため、もう少し客観的な評価方法を少しでも知ってもらえると良いな、と思いこのnoteにまとめていこうと思います。

前提として、弊社でも日本の医療機関向けマスクを中国の工場の協力の下作っています。そのため、中国産マスクの評価方法についてはある程度知っている方かなと思い、今回記載することにしました。

このnoteを見た人が今後マスク選定の際に一つの評価基準として参考になっていただければ幸いです。

1.合格証があるかどうか

まず1つ目の評価基準が「合格証」です。この合格証がマスクの外や中に入っているかどうかを確認しましょう。

合格証

上記の合格証は弊社で作っているマスクのものなのですが、どういう利用用途のものか、どういった規格か(これはとても大切な点ですので、後ほど詳細を記載します)、いつ作られたか、どこの会社が作ったか、などが小さい紙にまとめて書かれています。

ちなみに合格証はフォーマット自体は決まった形が有るわけでないので、見た目が違うものも沢山あります。

なぜこの合格証が入っているかどうかが評価基準になるかというと、実は中国ではコロナ騒動以降、商売になると思った多くの会社が一気にマスク製造を開始し、良いものも、悪いものも含めて短期間で大量生産され、そして大量に外国に輸出されました。

中には粗悪品もたくさんあり、多くのクレームが発生し、中国政府がこりゃアカン!とマスク輸出のチェック管理を厳しくしたのが4月1日付です。
※ここでは書けないですが、本当に酷いのが沢山ありました、、、

それ以降は政府のチェック・管理下を通ることになり、一定のクオリティを超えるものしか輸出できなくなりました。また、必ず上記の合格証がマスクに入っている、という状態も作られました。

そのため、合格証が入っていないマスクは、政府の厳格化した後のチェックを正規に通っていないか、厳格化前のものになり、品質を担保するものが一つ足りない、という状態のものになります。

2.合格証内の生産日をチェックする

上記に記載した通り、中国政府がマスク輸出を厳格化したのが4月1日でした。

それを機にマスク製造工場もその基準に合致しないと輸出できない(飯の種がなくなる)ということで、マスク製造自体を辞める会社も多くあったと聞いています。またその後も製造しているところは既に政府のチェックに対応出来るクオリティだったところ、もしくはそのクオリティに対応できるラインに修正できたところになります。

そのため、4月1日以前に作られたものよりも、4月1日以降に作れているマスクのほうが、より安心感が高いものであると言えます。

チェックする場所は合格証の以下の赤枠にあるように「生产日期」という箇所になります。

合格証_生産日

3.合格証内の規格をチェックする

これが一番大切なポイントになるかな、と思います。合格証内の規格をチェックするという点です。

中国の一般向け、医療向けマスクは大きく4つの規格があります。

I. GB/T32610-2016:一般防護マスク
II. YY/T 0969-2013:一般医療用マスク
III. YY0469-2011:医師、看護師用サージカルマスク
IV. GB 19083-2010:手術用サージカルマスク

現在日本に流通しているのは、「GB/T32610-2016」規格、「YY/T 0969-2013」規格、もしくは規格適合試験を受けていない無規格のものが主流です。

※「IV. GB 19083-2010」は業務用マスクのため一般向けに流通はあまりしません
※上記以外にも工業用途の規格などが別途あります

いわゆる「サージカルマスク」と言われる医療用のものは、上記ですと「II〜IV」の規格のものを指します。
※残念ながら「GB/T32610-2016」のものや無規格のものをサージカルマスクという表記をして販売している会社さんが存在しているのも確認できています。本当に残念なことです。

一般の方が着けるものとしては、「I〜III」の規格のもので、自分の目的に即して選定するのが良いのでは、と思います。

医療業界の方は「IIかIII」を選定されるのが良いかな感じます。

合格証_YY

この規格の確認は合格証内にある「执行标准」と記載がある箇所にだいたい書かれています。

弊社のマスクは「YY0469-2011」で、上記区分でいくとIIIの「医師、看護師用サージカルマスク」となります。

以上となります。

いかがでしょうか。少し客観的な視点でマスクの選定ができれば嬉しく思います。

また、今回のは一つの基準であるため、他にも方法はあるかと思いますので、その場合はそちらも参考にされてみてください。

また、Amazonなどで購入する場合は、合格証をアップしてレビューをされている方もおり、そういう方のレビューを参考にすると良いかなと思います。

弊社マスクのご紹介

最後に弊社マスクのご紹介です。

酷いマスクが一時期沢山流通していたので、しっかりとしたものを流通させたい!という思いで作ったマスクです。

弊社のマスクは「YY0469-2011」規格で、あまり日本で流通しているのを見たことがないクラスのマスクとなります。

Amazonで検索しても出てきません。また弊社のAmazonでの販売ページに同じような事をレビューで書いてくださった方もおりました。

現在は医療機関向けに提供をしているのですが、より高品質なマスクが欲しい、という方はもちろん医療機関以外の方でもご利用可能ですので、是非お求めくださいませ。

また、医療機関、学校、各種施設、法人等でまとまって購入をご希望される方は別途お問い合わせいただければ嬉しいです。

以下に販売ページを記載しておきます。
Amazonと公式サイト両方を記載しますが、Amazonが送料無料でPrime対応での配送もできるので、そっちのほうがオススメです。(利益は大きく減りますけども笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?