アナカラーグラスパーについての報告書
どうも皆さんお久しぶりです。こんぼいです
今回はグラスパーループについてアナカラーという一般的な構築とは違うカラーリングで組み上げたものを紹介していこうと思います。拙い文章ではありますが最後まで見ていただけると幸いです
1.デッキ構築と採用カード解説
早速ですがデッキリストはこちらになります
戦績:5月14日 HERO CSベスト4(3決はなし)
では次に採用カードについての解説をしていきます
フェアリー・Re:ライフ 4枚
地龍神の魔陣 4枚
受けにもなる2コスト初動8枚です。どのカラーで考えるにせよグラスパーを組む上ではほぼ確定枠になるので採用理由は割愛させていただきます
地龍神の魔陣は1回撃つだけでグラスパーやチェインレックスのボトム落ちをケアできるので優先的に打っていきたいです
天災 デドダム 4枚
闇文明を採用する明確なメリットです。ご存知の通りデドダムのカードパワーは他のブーストカードと比べても頭ひとつ抜けているためデッキの色配分的に採用が可能ならば優先的に採用していきたいです
減らす理由も抜く理由も特にないので4枚確定です
九番目の旧王 4枚
貴重な闇単色、全体除去、それによる赤単への対抗札、早期に着地した最終モルトを除去するカードとして採用しています
このデッキにはGSが16枚採用されているためGSで一旦受けてからこのカードを唱えると赤単対面にはゲームをかなり有利に進めることができます。採用するなら4枚採用したいところです
同じトリガーカードで全体除去のカードにはテック団の波壊Go!がありますが、こちらは手打ちするのに7マナ必要であり、効果もバウンスと一時的なもの、更にはそれさえも禁断を採用されることでケアされ、最終モルトを破壊することもできずに多色なのでデッキの周りも悪くなることから不採用となっています
終末王秘伝 オリジナルフィナーレ 4
中盤のマナブーストとコンボパーツの探索とメタクリーチャーの除去になります
確かにグラスパーのcipでもメタクリーチャーは除去できますがイザナミテラスから踏み倒すことを考えるととこしえやテスタロッサなどへの対抗札は必要であり、それを自分の動きをしながら行えるこのカードの存在は非常に大きいです
更にマナゾーンに置かれるカードはアンタップインのため9、10マナある時にこのカードを打つとそのままループすることもできたりします
減らす理由も特にないので4枚採用です
インフェル星樹 4枚
役割はオリジナルフィナーレと同じで中盤のマナブーストとドローソースが主となりますが、このカードは4cドラグナーのバトライ閣を除去したり、パルテノンやジョー星といった退かしにくいメタカードを除去できるカードにもなります
このカードの登場によって5マナで2ブーストしながらリソースを稼ぐカードが計8枚採用できるようになったためデッキの安定感が大幅に向上しました。最悪3枚でも大丈夫ですが、安定感を上げるという意味で考えると4枚採用したいカードなので4枚採用です
ロスト・Re:ソウル 4枚
このカードは主に理想通りループに入ることができない時に相手を2〜3ターン足止めするためのカードになります
このデッキは順当にマナブーストをしていくと4、5ターン目には7〜8マナ程溜まります。勿論そのままイザナミテラスからループをするのが理想ですが、実際は7マナだとループパーツが揃っていたとしても盤面に1体クリーチャーを要求し、仮に8マナあったとしても無限ブーストのループパーツが全て揃ってない場合も少なくありません。そういう時にとりあえずこのカードをプレイすることでコンボパーツを探しに行く時間を確保できます。なので表現としては少し不適当なものではありますがイザナミテラスの5枚目以降と考えています
黒単色でありGSも持っていることから腐ることも少ないため4枚採用です
青狼の王妃 イザナミテラス 4枚
グレート・グラスパー 4枚
このデッキのキーカードです。イザナミテラスはループ以外でも赤単のような横並びのビートに対して全体除去のモードを使うことでかなりの打撃を与えることもできます。両方とも減らす理由が特にないので4枚採用です
連鎖類超連鎖目 チェインレックス 3枚
グラスパーを2体立てるためのカードでありループパーツにもなります。動きの中で1枚は関わって欲しいカードのため3枚以上の採用は確定で、ガイアッシュを採用していないことからハンドに来るとマナに埋めるしかないカードであることから4枚採用はないと考えています
スクリプト 3枚
無限ブーストのループパーツです。対抗馬としてヨルムンガルドがおりそちらには別の強みがあるのですが、個人的に3枚でループが出来る手軽さを重視しているのでこちらを採用しています
水上第九院 シャコガイル 2枚
このデッキのフィニッシャーです。ループの終着点であることは勿論、レアケースではありますがループがどうしてもできない時にロストソウルなどでコントロールをして素出しシャコガイルで勝つことがあるので他のフィニッシャーよりも優先してこちらを採用しています
禁断〜封印されしX〜/伝説の禁断 ドキンダムX
インフェル星樹の効果で封印を2枚マナゾーンに置くことで2ブースト&2ドロー出来るコンボが非常に強力なため採用しています。勿論コンボパーツの封印落ちというデメリットもありますが一部のカードは後述の手順で封印落ちをケアすることができることから、星樹が採用出来るメリットと天秤にかけた上でこのカードを採用しています
13番目の計画/サファイア・ミスティ 1枚
詳しくは後述の「13番目の計画に対する自分の向き合い方」で話しますが、デッキを5枚増やすことによってキーパーツを引きにくくなるデメリットよりもその枠にインフェル星樹+禁断を採用出来ることで得られるメリットの方が大きいと感じたため1枚だけ採用しています
不採用カード解説
ここでは不採用にはなりましたが入り得るカードについて不採用理由などを解説します
流星のガイアッシュ・カイザー
基本スペックはとても高くカウンターでループに入ることが出来るのは非常に強力ですが、正直踏み倒してチェインレックスを軽減して出した所でマナが6しかなくてループに入れないことが多かったので、多色であるデメリットも併せて考えるとただでさえ枠がカツカツなこのデッキに入れる余裕はないと考え今回は不採用になっています
裂竜の鉄槌 ヨルムンガルド
スクリプトの項目で主な不採用理由は説明したのでそれ以外の理由を解説します
後述するのですがこのデッキはインフェル星樹で封印落ちをケアする場面があり、そこでシャコガイルが2枚手札に来てしまった場合にヨルムンガンドだと出せなくなってしまいます。しかし、スクリプトだとチェインレックスを戻すことでシャコガイルを手札から出すことが出来るのでその心配がなくなります。確かにかなり低い確率ではありますがそこで勝ちを落としたくないので自分はスクリプトを優先して採用しています
採用すると後述する封印を剥がす工程が無限に出来たりチェインレックスを絡めたループの要求値が下がったりするので採用が全くナシなカードではないです
2.このデッキで使う主なループ手順などについての解説
ここにはこのデッキで使う主なループなどの手順について解説します。有名なループが殆どですが、初めてこのデッキを使用する方もいると思いますのでこの記事にも記載しておきます
任意回数に山札の上から1枚をブーストするループ
3パターンあるのでそれぞれ紹介していきます
1.初期盤面
マナゾーンが8枚以上でバトルゾーンにイザナミテラスが進化元のグラスパーが1体、マナゾーンにスクリプトが1体
(1)グラスパーの攻撃時能力でスクリプトを踏み倒す
(2)スクリプトの登場時効果で攻撃中のグラスパーをバウンスし進化元のイザナミテラスを出す
(3)イザナミテラスの登場時効果でトップを見てマナゾーンに置き、先程手札に戻したグラスパーを出す。グラスパーのcipでスクリプトをマナゾーンに送り初期盤面
2.初期盤面
マナゾーンが8枚以上でバトルゾーンにイザナミテラスが進化元のグラスパーが1体、マナゾーンにイザナミテラスとグレートグラスパーが1体ずつ
(1)グラスパーの攻撃時能力でマナからイザナミテラスを出す
(2)イザナミテラスの登場時効果でトップを見てマナゾーンに置いてマナゾーンにあるもう1体のグラスパーを出し、攻撃中のグラスパーをマナに送って初期盤面
3.初期盤面
マナゾーンが8枚以上でバトルゾーンにグレートグラスパーが1体とマナゾーンにチェインレックス、グレートグラスパー、グラスパーの進化元がイザナミテラスがなければイザナミテラスが1枚ずつ(バトルゾーンにいるグラスパーの進化元がイザナミテラスならマナゾーンには不要)
(1)グラスパーで攻撃する時、グラスパー効果を解決してチェインレックスを踏み倒す
(2)チェインレックスの効果でマナゾーンからグレートグラスパーを出せるので攻撃中のグラスパーの上に進化し、登場時効果で自身をマナゾーンへ
(3)チェインレックスの6ストックを消費しマナゾーンにあるイザナミテラスをバトルゾーンへ、自身の効果で先ほどマナゾーンに送ったグラスパーを踏み倒してグラスパーの登場時効果でチェインレックスをマナゾーンへ
封印をマナゾーンに送る手順(有限ループなので省略不可)
初期盤面
グラスパーが2体バトルゾーンにいて、そのうち1体はイザナミテラスが進化元であること。また、マナゾーンにスクリプトが1枚以上とインフェル星樹が1枚あること
(1)進化元がイザナミテラスのグラスパーで攻撃する時、グラスパー効果が2回誘発するのでマナゾーンからスクリプトとインフェル星樹を踏み倒す
(2)先にスクリプトの効果を解決して攻撃中のグラスパーを対象に取って進化元のイザナミを踏み倒し、自身の効果で先ほど戻したグラスパーを踏み倒す
(3)次にグラスパーの効果で先にインフェル星樹をマナゾーンに送る。インフェル星樹のドロー効果は強制なので忘れないよう先に解決する
(4)最後にインフェル星樹の効果を解決して封印を2枚マナゾーンに送る
この操作を繰り返すことでマナゾーンにあるスクリプト×2枚分の封印をマナゾーンに置けます。この際イザナミテラスの効果とインフェル星樹の効果で山札が2枚減ることに注意。また、このループはスクリプトではなくヨルムンガンドを採用することで無限ループになるので後述の手順が必要ありません
しかしこれだけだと封印を6枚全てマナゾーンに送ることは安定しません。そこで次の操作を使います
スクリプトをマナゾーンに送る手順(有限ループなので省略不可)
初期盤面
盤面は先程のインフェル星樹を使いまわす時と変わらず、マナゾーンにはグラスパーが1枚とチェインレックスが1枚以上必要です
(1)進化元がイザナミテラスのグラスパーで攻撃する時、まずグラスパー効果を1回解決してチェインレックスを踏み倒す
(2)チェインレックスの効果でマナゾーンからグレートグラスパーを出せるので攻撃中のグラスパーの上に進化し、登場時効果で自身をマナゾーンへ
(3)チェインレックスの6ストックを消費し先ほどマナに送ったイザナミテラスをバトルゾーンへ、自身の効果で先ほどマナゾーンに送ったグラスパーを踏み倒してグラスパーの登場時効果でスクリプトをマナゾーンへ
この操作を繰り返すことでチェインレックスの枚数分だけスクリプトをマナゾーンに置くことが出来ます。これを先程の封印をマナゾーンに送る手順と組み合わせることによって極めて高い確率で封印をすべてマナゾーンに置けるのでシャコガイルの封印落ちはケア可能です
また、これらの動作自体はcipを使いまわす対象がインフェル星樹でなくても、マナゾーンに送るクリーチャーがスクリプトでなくとも同じことが可能です
フィニッシュ手順
このデッキのフィニッシャーは当然シャコガイルがいる状態で山札を引き切ることなのですが、山札からドローする工程をインフェル星樹に一任しているため、封印をすべて剝がしている状態だと一工夫必要です。そこで先程紹介した無限ブーストループの3つ目を利用します
初期盤面
無限ブーストループの3つ目の盤面に加えて盤面にシャコガイルとインフェル星樹、山札が2枚以上あること
1)グラスパーで攻撃する時、グラスパー効果を解決してチェインレックスを踏み倒す
(2)チェインレックスの効果でマナゾーンからグレートグラスパーを出せるので攻撃中のグラスパーの上に進化し、登場時効果で自身をマナゾーンへ
(3)チェインレックスの6ストックを消費しマナゾーンにあるイザナミテラスをバトルゾーンへ、自身の効果で先ほどマナゾーンに送ったグラスパーを踏み倒してグラスパーの登場時効果でチェインレックスをマナゾーンへ
(4)この過程でインフェル星樹の効果が4回ストックするのでカードを4枚引く。あとはこれを繰り返してデッキを引き切る
もし最初の盤面で残りの山札が5n+1枚ならば同じことを無限ブーストループ2で行えば大丈夫です。その場合は一回の動作で山札を4枚掘り進めることが出来るので初期の山札の枚数が3n+1枚でない限りはデッキを掘り進めることが出来ます
一応ないとは思いますが残り山札が16枚の時はどちらも使えないので、その場合は無限ブーストループ1でデッキの偶数枚目をドローすることでケアしましょう
3.13番目の計画に対する自分の向き合い方
とりあえずこのデッキに関する解説は粗方終わったので、最後にこのデッキにも採用されている13番目の計画に対する自分の考えを書いておきたいと思います
確かにデッキ枚数を増やすことはキーカードの引く確率を下げることに繋がるので不用意にやるべきではないですが、どうしてもデッキを増やしてでもやりたい動きがありデッキを増やすことにそれが出来て勝率アップに繋がるなら是非やるべきだと思います
少し長くなりましたが簡潔に言うと
「必要に迫られたらデッキ枚数を増やすのはいいけどその代わり無駄は最大限削るべき」
というのが自分の13番目の計画に対する考えです
終わりに
拙い文だったとは思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を通してアナカラーのグラスパーに興味を持ってくれる人が1人でも増えれば本望です。では、また次の記事でお会いしましょう!
P.S.
暫くCSに出れなかった反動から出過ぎた結果かなり金欠なので誰か優しい人がいたら投げ銭してもらえると泣きながら喜びます
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