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瑠璃光寺と 春と。

4月の初め。
瑠璃光寺に行きました。


"瑠璃光寺の桜を、母さんと見に行こうと思ってる。"

当日の3日前に父からの電話がありました。

"へぇ〜、瑠璃光寺はわたしも一度だけ、夜に見に行ったことがあるなぁ。綺麗だったのを覚えてるよ。"

と返事をすると、

"そうか、お前行ったことあるんだな。
…その日は子どもたちは予定があるんかな。
ちょうど中間地点くらいになるから、もし都合よかったらお前らも出てこないかな、とちょっと思ってな。"

との、思わぬお誘いでした。

夫からはOKの返事をもらい、この春休みも息子のサッカーの予定が結構入っている中、その日はちょうどOFF。
娘のそろばんの日だったのですが、教室の先生に連絡をすると、

"そんな機会は滅多にないですし、桜は今しか見られないからね!氣をつけて行ってきてくださいね。"

と快く言ってもらえて、山口行き決定です。


今回の旅は父が全部計画を立ててくれました。

☆下関の唐戸市場でお昼を食べよう
☆瑠璃光寺を散策

この2つの目的でしたが、
終わってみると、出発前の想像以上に楽しくてとても嬉しい時間でした。

口にするものは全部美味しかったし、母はずっと嬉しそうにニコニコしていて。(風が強かったから、"髪が乱れて困るなー😭"とは言っていましたが。)

そして、父がとっても穏やかでした。

得意の皮肉も、あまのじゃくな対応も全然無くて👀✨
息子が何かと父について回るので、それもとても嬉しそうにしてくれていました。

タクシー2台に分かれて乗る時とか、ご飯を食べるテーブルで2つに分かれて座る時とか。

"じいちゃん!男同士でこっちに座ろう!"
って息子が声をかけるので、
"お!じゃあ、そうしようか?"
みたいに^^
自然といい雰囲気になりました。

子どもたちの成長も感じられたし、父と母のあったかさも、改めて感じました。

母は認知機能におとろえがでていますが、まだわたしたちのことはしっかり認識できているし、
道を歩くと、アスファルトの小さな割れ目から幾つも顔を出して咲いている小ぶりのスミレを見つけて

"あら、スミレだ。かわいいね。こんなところでも頑張って咲いてるね。"

と、ポロッと口から出てくるところが、やっぱり母だなぁ…と何だか嬉しく思ったりして。

↑唐戸市場のふぐ。
マスクの柄が、ふぐと鯨になっていました🐡✨
↑駅にあったパネル。
大河ドラマ"西郷どん"が好きだった娘と息子がくいついてました。


細かい乗り継ぎも何だかピッタリと時間が合って。
(あ。でも1時間に1本の周遊バスはあと1歩、間に合わずに乗れなかったんだった🤣)

瑠璃光寺を出た時に、父が氣になっていたお蕎麦屋さんに入ってみたら、とっても美味しくて。
今はお腹空いてないんだけどなぁ…とボソッと言っていた子どもたちが夢中で食べる食べる😮
3人前を5人で分けようとしていたけれど、結局かけ蕎麦を1つ追加注文しました。

その時に一緒に注文をした"蕎麦寿司"✨👀
以前は来客があった時なんかに、母がよく作ってくれていたので馴染みがありました。
お店の蕎麦寿司もとても美味しくて、やっぱり懐かしかった。
母も隣に座った娘と一緒に「おいしいねー!」と言いながら食べていて嬉しそうでした。


こんな事を書くのは無粋ですが…🙄💦
出発前は、
"旅割が適応になる範囲じゃないし、日帰りの割に結構な出費になっちゃうなぁ。" 
なんて。。そんな事が頭に浮かんでいましたが。
(相変わらずな大人氣のないわたし…🙃)

行けてよかった。
会えてよかった。

新山口駅から、別々の新幹線に乗って、帰路について。
また日常を重ねていくけれど、今回の旅がお互いに元氣の元になれてたらいいな。

わたしの嬉しかった氣持ちを書き残しておきたくて、ポチポチとつづりました。

読んでいただき、ありがとうございました!

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