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猫、床下へ

1Fの和室の畳を上げたところに、床下への入り口がありました。一昨日知ったばかりです。

昨日は白蟻予防処理の見積もりをしてもらいました。
10年前に施工した保証が3月で切れるらしいのです。数日前に、ポストに名刺付きのお手紙が入っていました。

わが家は数年前に購入した中古物件で、前の家主さんからも防蟻処理のことは聞いていたのでタイミング的には想定内でしたが、一昨日、夫と図面を見直すまでこの入り口の場所のことは意識せずに過ごしていました。
その晩、2人で畳を上げて
「おー、こんな風になってるのか。」
とか穴に首をつっこみ、床下を見回して2人で暢気に話をしていました。

なんでわざわざそんな話をしているかと言えば、、
猫が床下に入ってしまいました。
とても気に入ってしまったのか、首輪の鈴の音もしません。。

営業の男性が2人来られて、若い方が床下へ。大先輩な雰囲気の方が家の周りを見て回られていました。

家の周りの様子も説明したいので、との事で外に呼ばれた際にわたしが開けたリビングのドアの隙間をすり抜けて、わが家の猫が1匹猛ダッシュで床下の穴に飛び込みました。。
あぁ……。
(うちには2匹の猫がいます。)

普段から窓際に居るのが好きな子で、外で鳥が鳴いていると真似するように一緒に鳴いています。とても穏やかな雰囲気の子です。
同居しているもう1匹の猫のことよりも、外にいる鳥のほうを断然好いているみたいに見えます。
きっと、隠れ家的な雰囲気と、床下換気口の風が通る感じが気に入ってしまったのでしょう。
そう考えると、あの子にピッタリの場所に思えます。

潜っている方が、
「捕まえられるかやってみます!」
と言って、とても優しい口調で
「おいで〜」
と頑張ってくださりましたが、何せ、全身ガッツリした作業着に大きな防塵マスクを付けたお姿なので、猫はあっという間に1番遠い浴室の床下にダッシュして行ったそうです。
あんな狭い中をお仕事増やしてしまい、大変申し訳ない。。

「お腹すいたら出てくると思うので大丈夫です」と言って床下から出てきていただき、説明と見積もりを聞いて、お互いに「すみません…」と言い合いながら見送りました。

穴の中を覗くと、10年前に処置をした顆粒の防蟻剤が縁に沿って撒いてある。
「もし舐めたとしても大丈夫です」とは言われていたけれど、それでもソワソワはする。
穴の前で猫の名前を呼びながら、かれこれ1時間は待った。
鈴の音は相変わらず聞こえないし、普段はカリカリフード一択で、たま〜にしか出さない「無一物」という添加物が入っていないツナみたいなご飯をお皿に入れて穴の真下に置いているけれど、大好物な筈なのにちっとも寄ってこない。
まさかだけど、倒れてないよね、と心配になる。

話が飛ぶようですが、この間息子が骨折をして、5年ほど続けている好きなスポーツが出来なくなるかもと病院で言われた時、

「毎週4.5回送迎していてガソリンの減りが早すぎる」…だとか、
「クラブチームのママさんたちとのやり取りに気が重くなる」…だとか、
「頭の中そればっかりで、もっと読書とかもしたらどうなの!?君、語彙力なさすぎじゃないかい?」…だとか。

わたしが普段、口に出したり出さなくてもお腹の中でモヤモヤさせてたことを思い出して、
そんなのはわたしの我欲だったなぁ…自分の焦りを息子に転嫁してたんだわ。って反省した。

この子の
"生きたい!" とか "嬉しい!やってみたい!"
みたいな原動力を育むってことがわたしがやりたい事だったな、と原点に返った気がしたのが先月でした。
(細かく言えば、育むのは本人だから、わたしはサポートをするって事だけど)
幸い、息子は今月から復帰することができました。
反省がまだ新鮮なのもあって、わたしは以前よりも気持ちよく応援できている気がします。

そして、今度は猫。。
普段から別にそんなに困らされてる事はないけど、
しいて言えばこたつが大好きな子で、こたつで十分あたたまった後に "廊下に出たい" と
「ナァーーン」
と鳴いて、玄関の冷たい石畳で思いっきりゴロンゴロンする。
当然、毛に砂ぼこりがいっぱい付いてる。
あんまり付いてたら猫用タオルで拭くけど、夕方のバタバタしている時にそれをされると
"やめてーー!次そのままにしてたらベッドにも入ってくるんでしょ、やめてーー泣"
とモヤモヤすることはしょっちゅうです。

でも、猫だもんな。コタツも好きだしゴロンゴロンもしたい。猫と暮らすのはそういう事だ。
ついでに、避妊や去勢はしているけれど、2匹ともやっぱり春先は派手に鳴いたり落ち着きがなくなります。
そろそろそんな時期になるけど、今年はイライラは少なめに、優しくしよう。
居てくれてるだけで嬉しいんだから。

noteをぽちぽちしながらそんなことを思ってたら、全身グレーの猫が出てきました。
入ったのは黒猫だったんだけどな。
お風呂場に直行して、シャンプーしたら黒猫に戻りました。

猫たちに優しくしよう。と思っていたら。。

昨晩、娘が寝る前に
「もっとわたしに構ってほしい!お母さん、弟ばっかり構ってる!」と怒り気味に言ってきました。ひと通り怒った後で、日課になってる指のマッサージをしたら、ぱたんと寝た。

もう、あれやこれやですなぁ。。
でも確かに、娘のしっかり者さに甘えてたよねって夫ともそんな話になったので、今日からしばらく、夫婦して娘をいっぱい構おうということに決めました。

具体的には…
娘が、「一緒にやりたい!」「みんなでこれをやろう!」と言ってきたことは最大限応えよう。(最近だと、バドミントンだとか、wii fitだとか、釣りに行きたいだとか。。)
とりあえず、娘の話はしっかり聞こう。
という取り決めをしました。

決めたものの、いつも通りになってしまいそうな気もするけど、行ったり戻ったりしながら今日からちょっと何かしらやってみようと思います。
1人だとすぐに企画倒れになるけど、2人でやるって心強い!

とりあえず学校から帰ってきたら、夕飯後に一緒に何がしたいか聞いてみようかな。
もうわたしと大して身長も変わらなくなってるけど、うしろから抱っこして桃鉄とかどうだろう?
子どもたちがどんな風な "好きだよー!" の形がが嬉しいのか、この際探ってみようと思います。

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