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KONAMIN ROCK FESTIVAL' 2023を終えて
■KONAMIN ROCK FESTIVAL'2023とは
2023年12月11日〜17日
ギャラリーコンシールにて開催。
出展者44名とフード5名のDJ4名と受付5名と
デザイナー1名とサポート1名によって開催された展示会です。
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■佐野小波とは
わたし佐野小波は、2012年に撮影会に所属をしポートレートモデルをはじめました。
2011年に父が病気で亡くなり、学費と家計のために短時間で働ける仕事を探していたところこの仕事を知りました。
2012年に撮影をしていてくださったカメラマンさんが個展を開いたことをきっかけに写真展というものにはじめて行きました。
それからは写ることだけが仕事ではなく、カメラマンさんによって異なる目的や目標があるんだという意識になりました。
その後、アパレル会社に就職をし店長業務とポートレモデルを並行して活動を続け、退職をしたあとにフリーランスのポートレートモデルになりました。
■なぜ開催しようと思ったのか
大きなくくりでいうと、今回のこなみんフェスはモデル展という、1人のモデルを題材にアーティストが作品を出すというグループ展です。
わたしにとってモデル展の開催ははじめてでした。
これまでもなぜモデル展をやらないのかという質問をいただいたことがあります。その回答は「やりたいと思わないから」でした。
理由は二つあります。
一つ目は、モデル展の目的が「モデルの発表の場」「お祝いの場」「宣伝の場」なのだとしたらやりたいとは思えないという点です。
二つ目は、「Kanai meg JAPAN 写真展」という展示がわたしにとってあまりに素晴らしかったからです。
カメラマンさんの個性や強さと作品の圧倒的クオリティ、そして後から作品に溶け込んでいるメグさんの表現力になんてすごいんだろうと感じました。
こんな展示会がしたいけれど、自分にはその力がないと思ったらやりたいとは思えませんでした。
ではなぜ今回モデル展を開催しようと思ったのか。
ステートメントに書いたことを少し掘り下げます。
わたしはフェスが好きでその理由は
「知らなかったものに出会えるから」
「好きなものが増えるから」
「その場にしかない一体感があるから」です。
活動して10年、振り返るとお世話になった人たちの顔が浮かびました。佐野小波を形成してくださった人たちです。
今も一緒に撮影をしている人もいれば、今は別の場所でご活躍されている人もいます。
そんなわたしの尊敬していて大好きな人たちをみんなに知ってもらいたいと思いました。
それは写真だけでなく、美味しいご飯や、イラストや、デザインや、その他の技術、お人柄、も含めてです。
なので、目的でいえばモデルは佐野小波である必要もないのです。
今回は佐野小波×アイデンティティをテーマとしましたが、それは話題性やタイトルからの分かりやすさ、わたしがアーティストのみなさんに会いたいからで、いずれは佐野小波がモデルでない形でも続けていきたいと思っています。
お付き合いいただいた出展者のみなさまには感謝してもしきれません。
こなみんフェスはわたしにとって、夢のコラボレーション、夢の空間でした。
■運営について
ケンタソーヤングさん主催の漫画脳展というグループ展で写真展の運営をはじめてしました。
2022年12月にコンシールを使わせていただき、
お部屋をステージにしたいというイメージが降ってきました。
ケンタさんは、撮って撮られるだけの関係ではなく、カメラを教えていただいた先生でもあり、よくアニメや音楽の話をしている友人でもあり、展示の経験も豊富で、あらゆることにおいて大先輩なので相談をしました。
「こなみん島へようこそ!」
この言葉はケンタさんがくれました。
山フェスや海フェスや屋内フェスといういろいろなロケーションフェスがあるなかで、ギャラリーコンシールをこなみん島へしようという案です。
ここからステージ構成はトントンと決まりました。ケンタさんは面白そう!おれ一緒にやるよ!と言ってくださって、ブンキちゃんにデザインの相談をし、運営はわたし佐野小波、ケンタソーヤングさん、ブンキちゃん、の3名でスタートし最後まで走り抜けました。
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■会場の工夫とこだわり
フェスの楽しい雰囲気を参加者のみなさん(ご来場いただいたみなさんも含めて)感じてもらえるようあらゆる工夫をしました!
・ステージ看板
ケンタさんと一緒に木材を切って塗りました!
こんなこと!ケンタさんいなかったら絶対できなかった!
塗りはケティー彩花ちゃん、吹き出しは書家でもある原田将典さんに手伝ってもらっています。
メイン看板を飾ったボードには、出展者&来場者のみなさんにコメントとサインをしていただきました!
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・各部屋の異なるイメージと装飾
ステージ看板につづきガーランドや装飾物、色合い、部屋内のBGMで、雰囲気を変えました。
たくさんの展示物があると疲れてしまうというのは展示会あるある。
部屋ごとに雰囲気を変えることで最後までワクワクしてもらえたらなという想いも込めています。
・エキシビジョンタイムとフェスタイム
初めての試みで混乱も招いたかもしれません。
ギャラリーコンシールでの展示開催の経験から、平日の20:00〜23:00は来場者が3〜5名ということはよくありました。
この時間を何かに活かせないかと、思い切って夜間はフェスタイムという時間を作りました!
夜には美味しいご飯と楽しい音楽をフードさんDJさんにお願いしました。
・頭上のレコードやミラーボールやお手洗い
気が付きにくいところにも一工夫。
お手洗いはわたしが担当しました。
展示準備までの記録写真やステートメントを貼ってひと休みしてもらうはずが落ち着かないと話題に、そんなはずじゃ。笑
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■各ステージのコンセプト
フェスといえば、様々なステージがありステージごとに色があります。
それぞれの部屋にコンセプトを作ってステージとし、出展者のみなさんをわたしが割り当てさせていただきました。
また、各部屋ごとに異なる音楽をかけたくて、CDラジオを購入しCDアルバムを各々流しました。CDを焼いてくれたのはDJでも参加してくださったYoshiki Kanedaさんです。
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・WAVE STAGE
乗るしかない、このビッグウェーブに!
老若男女問わず愛される作品たち!
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・BEACH STAGE
刺激が欲しけりゃバカになれ!
アートを楽しみすぎてちょっぴり変態!?
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・OCEAN STAGE
うるせぇ、行こう!
作り込んだり、ブレてたり、尖ってる!
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・ABYSS STAGE
僕を見つけたのは君じゃないか。
サブカル?アングラ?1番人間を写してる。
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・FOREST CAFE/CLUB
クロノスタシスって知ってる?
じっくりゆっくり、浸りたい世界。
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■最後に
「展示はアップデートしていこう!」
搬入のあとに話した言葉です。
1週間毎日終了時には反省会をして、会場の利便性、フォトスポットの追加、物販の見やすさ、フォレストのソファ位置、時間ごとにテーブルを移動した動線の確保、接客、オープン時の準備や掃除、SNSでの宣伝、アンケートフォームへの誘導等、よりよいものに出来るようアップデートしていきました。
来場者数も右肩上がり、複数回ご来場いただいたりもして、みなさんの笑顔が見られるのも嬉しかったです。
反省会では、もう少しこうしたい、こうしてほしい、ということを伝えてきたので、こなみんが怒ってるとも思われていたようでごめんなさい!
真剣なだけで怒ってないんです!笑
「会場の一体感」を感じていただくためにも
来ていただいた方に「誰にも話しかけられなかった」を無くしたかったんです。
お客様の多い時間はうまく立ち回れず後悔もあります。次はもっとうまくやりたいという気持ちもあります。
でも今はほんとうにこんなに楽しい会場が作れて、素敵にこなみんを飾っていただけたことが、心から嬉しいです。
こんなに好きなことをやらせていただいて、
運営のケンタさんブンキちゃんをはじめ、
出展していただいたみなさん、
フード、DJのみなさん、
毎日盛り上げてくれたたぬきちゃん、
遅い時間までご協力いただいたコンシールのスタッフさん、
応援してくださったみなさん、
搬入出手伝ってくださったみなさん、
そしてご来場いただいたみなさん!!!!
本当にありがとうございます。
いつか、こなみんフェスは帰ってきます!
その時はどうかまたたくさんの方と楽しめますように!
2023/12/19 佐野小波
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