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自然流産後の気持ち

妊娠10週、自宅で自然流産した。

心拍が一度も確認できず、稽留流産の状態だった。

家族と話すときは、できるだけ感情優先にせず、朗らかな雰囲気で事実を述べるようにしていた。

だから、稽留流産だと分かってからも、今を悲しむより今後どのように対処するかを前向きに話し合っていて、流産を単なる事実として受け止めようとしていた。

もう記事は下げてしまったけど、自然流産待ちの間に、稽留流産の事実と自然流産のための準備物リストをまとめてnoteに書いた。
(読んで、気に留めて下さった方、もしいらっしゃったら、ありがとうございました)

起きたことと、諦めと、何をすべきかをただ変なテンションでつらつらと書いていた。

今読み返すと、なんて希望のない、感情のない文章だったんだろうな…。

家族は出張中で家に一人なので、自然流産は一人で対処した。

その日の夜に家族とアプリ通話をしている時に、もちろん排出の報告をした。
救急車を呼びたくなるレベルで痛かったこと、こんな痛みなら手術を受けておけばよかったと思ったこと、便座に座ると貧血になるので洗面所で横になって耐えていたこと、出先でなくてよかったこと。

少しおちゃらけて、いつもの雰囲気で話した。

その後、それぞれ好きなゲームをして過ごす静かな時間が流れていた。

だけど、突然に感情が爆発して、声を上げて泣いた。

悲しかった。と言いながらしばし泣いた。

辛いときそばにいられなくてごめんと言われた。

そんな声をかけてくれる家族だって、きっと辛いと思う。
音声だけで相手の顔は見えないから、どんな表情をしていたかはわからないけど。

家族とは月に1度しか会えない時もある中で、妊娠~流産と一人立ち向かってきた今、強がって張り詰めていた糸が切れたのかもしれない。

今、これを書きながら、今までの凍っていた感情は何だったんだと思うほどに大量のティッシュを消費して泣いてる。

きっと、事実を事実として受け止めて前に進むにはまだ早すぎた。

悲しみや辛さが自分の中にあることに、今、向き合ったほうがいい。

仕事を何日か休んでいたけど、感情を消化する時間を持ててよかった。

早く、家族に会いたかった。

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