[第023話]兎角この世は銘肌鏤骨
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【銘肌鏤骨】
読み:めいきるこつ
意味:心に深く刻み込んで忘れないこと。「銘肌」は肌、「鏤骨」は骨に刻み込むことを指します。忘れてはいけないことが世の中たくさん。
(参考:日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』)
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8月になりました。
スポーツの祭典、オリンピックが行われる中、ウクライナとロシアとの戦争やイスラエルとパレスチナとの戦闘が続いています。
そして日本では8月に、6日の広島原爆投下の日、9日の長崎原爆投下の日、そして15日の終戦の日があります。
戦争や戦闘のない社会の尊さ。
「平和」が日常である光景というのは、とても貴重なんだと実感します。
話は少し飛躍するかもしれませんが、私は今までに広島を2回旅行したことがあります。どちらの旅行でも平和記念公園に行きました。
初めて知人と旅行した際は、「広島に行くのなら絶対行きたい」と言って慰霊碑に手を合わせに行き、2回目に一人で行った際も、やはり「広島に行くのなら絶対立ち寄りたい」という思いで立ち寄りました。
2回目に行った時は、すでにウクライナとロシアは戦争の最中。
そうした世界情勢もあり、慰霊碑の前で手を合わせる方も、原爆資料館に行かれる方も、1回目に来たときより多かったように思います。世界が決して「平和」とは言えない中で、皆さんきっと思うところがあったのでしょう。
そんな中で、私は(今のところですが)11月の下旬頃に広島に行く予定を立てています。3回目の広島旅行が実現したら、また平和記念公園でしっかり手を合わせようと思います。「広島にお邪魔しています」の挨拶も兼ねて・・。
私(たち)の今の生活を遡れば、先人の悲しい犠牲がありました。その犠牲に思いを巡らせ、歴史を忘れないこと、心に刻むことが、きっと今の私たちにできることなのかな、と思っています。
「平和の祭典」が行われる中、今年も暑さと祈りの季節がやってきました。
(2024/08/01)
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