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[第020話]兎角この世は一望千頃

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【一望千頃】
読み:いちぼうせんけい
意味:一目で彼方まで見渡せること。「頃」は「けい」と読む中国の伝統的な面積の単位のこと。1頃は61,440㎡だそうです。
(参考:日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』)
(参考:Wikipedia「頃」(https://ja.wikipedia.org/wiki/頃))
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死ぬまでにやりたいことは何だろうかと、この前ふと考えました。
(まだ死ぬ気は毛頭ありませんが・・)

現実的なところで言えば、終活用のノートを書く、SNSのアカウントの中身を整理する、パソコンやスマホのデータを整理する・・というようなことかと思います。
でもその前に、もっとやっておきたいことってないのかと聞かれたら、「世界をもっと高いところから見ておきたい」と答えると思います。

私は、割と高いところが好きです。
旅行に行けば、ご当地のお城の天守閣は最上階まで上がって敷地内を見回していますし、展望台から外の景色を眺めてるようなことも好き。
(ただこれはしっかりとした外壁があるなど、あくまで自分の身がしっかり守られているという保証があるからこそ言えることですが・・)

さて、「死ぬまでにやりたいこと」として割とよく挙がるのが「スカイダイビング」。実は1回だけタンデムジャンプ(インストラクターさんと2人でのダイビング)の体験をしたことがあります。
スカイダイビングをするという知人に声をかけてもらってついていったのですが、知人は「こんにゃくさんはスカイダイビングが好きそう」と思ったのかもしれません。ちなみに知人は一人でバンバン飛んでいました。

この話は何人かにしたことがありますが、だいたいびっくりされます。「本当に飛んだの?」とか、「やばいね!」とか、そんな反応が多いです。「やばい」は褒めてるんだか引いてるんだか分かりませんが・・。
自分で言うのもなんですが、なかなかの体験をしていると思います。
今回のこの記事は、スカイダイビングの話をした際の皆様の反応から「案外、体験談を聞きたい人がいるのか?」と感じたことから、半分自己満足で書きました。

空の写真
図:空の写真
こういう空の中にヘリコプターから問答無用で放り出されます。
上空およそ3,000m。ちなみに写真はインストラクターさんが撮ったもの。

ダイビングは「怖い!」よりも「景色すごい!」「楽しい!」が勝りました。ですが、この後耳詰まりがひどく、3日くらい耳の中がガサゴソガサゴソ鳴る感覚が抜けなかったことがトラウマになってしまい、この1回だけで体験は終わっています。
だから、耳を丈夫にして、死ぬまでにあと1回くらいはスカイダイビングをやってみたい。あとバンジージャンプとジップライン。
結局、高いところを飛びたいという願望が抜け切らないようです。前世は鳥だったのかな。

悔いの残らない人生を歩みたい。おそらくこれは誰しも感じることかと思います。
「わが生涯に一片の悔い無し」は『北斗の拳』に出てくるラオウの言葉ですが、きっとこうした境地で人生を終えられる人ばかりではないはず。
現世、もっと楽しんで、もっと満足できる生き方を模索したいと思っています。それこそ、「世界をもっと高いところから見る」、俯瞰的な視点を持ち合わせながら・・。

(2024/04/29)

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