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[第010話]兎角この世は多事多端

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【多事多端】
読み:たじたたん
意味:仕事が多くてとても忙しいこと。12月は「師走」。先生ももちろん多忙ですが、どことなくこの時期は人も空気もせわしない気がします。
(参考:日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』)
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年末年始。「よいお年を」という言葉も聞かれるようになりました。
かつて井原西鶴は『世間胸算用』という浮世草子で、大晦日の商人たちの悲喜交交のやり取りを描きました。昔から、年末にはドタバタ劇があったのですね。

さて、商人ではない私自身。
仕事がすっごく多くて大変、というわけではないですが、1日27時間くらい欲しい・・と思うことが何回かあります。
仕事から帰ってきて、自分のやるべきことをやって、寝る。家でやっているのは大体こんなことなのですが、それでも時間が足りなくなってしまいます。もともとどちらかと言えば睡眠時間を長めにとらないと力が出にくい体質でもあり、「あと2時間くらい寝ていたい」と思ったことが何度あるか・・。

とはいえ、どんなに「1日27時間欲しい!」と思っても、1日は24時間から増えることはないので、睡眠時間を確保したいのであれば、「自分のやるべきこと」との折り合いを上手くつけないといけません。
たとえば、通勤時間中にできることは家ではやらないで通勤時間にやる、寝られる時には早く寝るようにする、たまには食事を外で済ませる・・。どこかで生活の省力化を図らないといけないと思っています。
本当は、漢検の勉強もしたいし、統計の勉強もしたいし、時々は配信も観たい。台所の壁の油ハネもきれいにしたいし、本棚も整理したい。石鹸も詰め替えたい。何だかんだでやりたいことは大なり小なり、常に何かしらはどこかにあるんですよね。

たぶん、私の場合、「何かの優先順位をつける」ということがあまり得意ではないのと「やれなかった時の罪悪感を持ちやすい」という性格から、生活の省力化が上手くできていないんだろうな・・という気がしています。
特に漢検は今少し保留状態。来年2月にまた漢検の一斉試験(会場に集まって受検するスタイルです)はありますが、勉強不足すぎて今度受けに行っても全然合格できない気がします。抑(そもそも)、次回受検する予定は今のところないですが・・。

というわけで、来年は「物事の優先順位をつける」ことを少し意識したいと思います。今の自分にとって大事なもの、今はそんなに大事ではないもの、これらを峻別しながら、しっかり睡眠時間を確保して、体調管理に努めます。

「こんなこと書いているなら、noteの更新はまたあとにしてもう寝なさいな」と思われた方、ごもっともです・・。
はい、寝ます。

(2023/12/23)

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