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風俗嬢を辞めた

風俗嬢を辞めました。
元々は家の退去に合わせて最後の出勤日を決めていてその日に辞めようと思っていたのですが、全てが嫌になって飛ぶ形になってしまいました。

この仕事が大嫌いでした。好きな人とするセックスしか好きじゃないのに、あたかも誰とするセックスでも好きという振りをしなくてはならない、給料がゼロの日もあるし。そろそろ心が限界だったのかもしれません。風俗の仕事に誇りを持ってると言う女性をたまに見かけます。人それぞれだけど「馬鹿なんじゃねーの」と心底思います。私は親にまともにこの仕事のことを説明できません。高校の時の大好きだった担任の先生にも言えません。

お店でナンバーワンになるような人は、私が馬鹿なんじゃねーのと思う部類の意識高い系です。でも1度だけ、ナンバーワンの方がゴミ箱を蹴って暴言を吐いてるところを見たことがあります。みんな客のことをどこかでクソ喰らえと思っているはずです。そうじゃない人がいたらごめんなさい。少なくとも私はキモい、金だけくれたらいいのにと心の底から思っていました。ガチ恋に対しては私に全財産残して首でも吊って死んでくれないかなとさえ思ったほどです。

それでも、唯一心を許しているお客さんが1人だけいました。毎週末口開けで必ず来てくれるパティシエのおじさん。プレイはせずに帰る人でした。一緒にタバコを吸って、私がケンタッキーを買ってきて一緒に食べたり、作ってきてくれたマカロンを食べたり、ちいかわを見たり。その人にも何も言わずにやめてしまったから少し悲しいというか申し訳ないというか。心残りがあります。
お店のスタッフの方もいつも優しくしてくれました。私が好きな人と上手くいかず、予約のお客さんがもう来てるのに泣いて接客を拒否した時も許してくれました。あと、お店のカゴにつけてる好きな人がくれたヒヨコのストラップ。あれだけはなんとしてでも、取りに行きたいです。あれがあったから仕事頑張れてました。

またこの仕事に戻ってしまうかもしれない。この仕事に戻った時も私はずっと文句を言ってイライラしながら生活するんだろうなと思う。

なんだかまとまらない文章になってしまいました。とにかく私は風俗嬢やめました。ということです。


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