キャリアについて

大学を卒業し、希望の就職先に就職した。
期待を抱いて就職したものの、現実はそう甘くはなかった。
社会に出て、働くことの現実を見せつけられ、理不尽なことも不満に思うことも多々あるけれど、見て見ぬふりをして、この先もやっていかなければいけないのだと、先輩職員を見て実感した。

だが、そう割り切って、この先何十年もこの組織で働き、人生を歩んで行くと考えると、将来に希望が持てず、モヤモヤと違和感を感じていた。
1年目の冬ごろから、その違和感は抱えていたが、まだ社会人経験が足りないだけで、様々な経験を積んでいけば、そうした違和感も解消されるかもしれないと思い、特に行動に移すことはなかった。

4年目になり、後輩職員もでき、それなりに責任のある仕事を任せられるようになった。
達成感はあり、やりがいがないわけではないものの、今の仕事は果たして自分がやりたいことなのだろうか、もっと自分の強みを活かしてやりがいを持てる仕事があるのではないかと感じるようになった。
現状のままでは何も良くならない、真剣に将来のことを考えて、今のうちから何か行動に移しておかないと後悔すると強く思った。

そこで、キャリアの本を読んだり、インターネットで情報収集をしたり、自分の理想とする姿はこういう姿で、どうしたら自分の理想とする姿に近づけるのかというのを考えた。
自分で情報収集をし、将来について考えたりしてみたが、実際1人で自己分析やキャリアプランをたてるとなると、主観的になりフラットに考えられないと思い、客観的に見てくれて、サポートしてもらいながらキャリアについて考えたほうが、より自分が納得のいくものが見出せるのではないかと思い、マジキャリを受講することにした。

マジキャリを受講し、今まで考えたこともなかった自分のありたい姿や自分理解について、ワークを通じて、徹底的に洗い出し、突き詰めていくことができた。

自分ってこういう人間なんだ、それはこういう経験からくるものなんだと過去の経験と結びつけることで、感覚的に自分ってこうなのかなと思っていた部分が、根拠に基づいて言語化し、明確にすることができた。

本来であれば、就活の時にこうした自己理解をしっかり行い、そのうえで職業選択をすればよかったと後悔する気持ちもあるが、逆にこのタイミングで自分について考え、キャリアプランを設計することができたことは、良いタイミングだったのかもしれない。


何か変えたいと思うのであれば、頭で考えるだけではなく、実際に行動に移してみないと何も変わらない。
変化が伴うことは、なかなか一歩踏み出す勇気が出なかったり、行動に移すのが難しかったりする。
でも、一歩踏み出した先には、全然違う景色が見えてくるということを今回、身をもって感じた。

今回、マジキャリを受講して、自分についての理解を深めることができ、また、キャリアプランを明確にすることができ、大変価値のある貴重な経験となった。
今後もこの経験を活かしながら、悔いがないよう幸せな人生を歩んでいきたい。

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