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これを最後にしよう

この話題を考えるはもうこれを最後にしよう。
それは、歩きスマホ。

当初は一大キャンペーンも行われたこの問題だが、もういつの間にやら一般化しつつある。
どこでもかしこでも、ゾンビのごとく俯いて目線を下に落としている人ばかり。
駅のホーム、階段、歩道、電車の乗降、もう目を離している時間の方が少ないのでは?と思えるほど。
だが、意外と何かの作業中だったりする人はいない。
ほとんどがアプリを選んでいたり、ただスクロールをしているだけ、何を見るでもない状態。

本人に言わせればきっと
「注意されていない」「今まで誰にも迷惑かけてない」「暇つぶししてる」
と言うところだろう。
まあ、「迷惑だ」と言われても聞く耳も持ってないと思うが。
自分では上手くやってるつもりだろうけど、正気の人からすると歩く速度は一定でなかったり、左右に流れていたり、酷くなるといきなり立ち止まったり。

みんな当たり前のようにそんな人たちを避けながら歩いてて、イライラする様子もなくなった。
一部ではそんな歩きスマホを専門に狙った、ぶつかりオジサンなんてのも生息しているらしいが、それもごく一部。
なんだか、歩きスマホの人が一般化し過ぎて、避けたくない自分が弱い立場になったかの如くだ。

本人からは後ろの人がどんなに迷惑な顔してようが、前から人が嫌そうに避けようが、画面以外に見てなければ関係ない。
イヤホンもしてればもう無敵。
放送で歩きスマホを止めて下さいと言ってても聞こえないし、目も画面以外に見てないし、こんな人に伝える手段がない。

いつから周りにご迷惑をかけないように生きる事がマイノリティになったのか。
確かにそれにも弊害があって、同調圧力と言われる状況に繋がる。
ただ、悪い面もあるがそんな道徳心に支えられて日本は安全で綺麗な国として栄えて来た。
歩きスマホが今後もなくなる事がないのなら、きっと日本は汚くなるし、治安も悪くなる。

いまさら一人のオジサンがこうやって声をあげた所で、もうこの流れは止まらないのだろう。
せっかくの美徳の一つが失われていくのは悲しい。
なんだか、寂しい世の中へ向かっているのだな。

こんなに注意されても、無理ならばいっそのこと前から歩きスマホが来たら一斉に道を開けて、モーゼのように歩かせて、一同笑顔と拍手で
「よ!歩きスマホ上手だね!何見てるの?」
「すごいすごい!そんな上手に歩くのどこで教わるの?」
「歩きスマホ最高!!」
って言いながら、バシバシ動画も写真も撮ってあげて
とか言う風に褒め殺したらどうだろう?

イヤホンしててもさすがに様子がおかしいと気づくだろうし、聞こえてたら恥ずかしくてたまらんと思う。
多分、みんなやってる人は上手いこと隠れてやってるとか、俺だけじゃないし、とか思ってるから、明らかにみんなが自分の行為に気づいてて、リアクションがあったら止めると思う。


自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…