専門試験の勉強方法について

お久しぶりです。公務員太郎です。

今回は専門試験の勉強方法についてお話しさせて頂きます。

こんなことを言ってしまっては元も子もありませんが、勉強方法は過去問を買って何回もするということにつきます。

行政職の場合だと憲法、民法、行政法や経済原論とか国家公務員の場合だとプラス財政学などではないでしょうか。

また、私がおすすめしている心理、福祉職であれば心理学、社会学、社会福祉、法務省専門職員試験だとプラス教育学です。

行政職にしても福祉職にしても受かった人に聞くと過去問を何周反復して回したかということが合格率に比例しています。

そのため、どのように過去問を使って勉強するかということを今回はお話しさせて頂きます。

ここでは文章での説明で分かりにくいかもしれませんので、もしよろしければ『過去問ダイレクトナビ』という実務教育出版が出している問題集をちらっと本屋さんで見てみて下さい。

まず、いきなり過去問を解いてみます。恐らく初見では全く分からないと思います。次に答えを見ます。そこで問題文のどこが間違っているのかということを確認し、その間違っている文章に直接線を引きます。(線を引いたり文章を書くときは赤いシートで消えるピンクのペン等で書くことをおすすめします)そして、その間違っている文章の近くに答えを見て確認した正解の文章を書きます。

例えば戦国時代に関する記述のうち妥当なものはどれかという問題が出たとします。

①豊富秀吉によって楽市楽座が実施された。

②織田信長により刀狩が実施された。

③武田信玄は関東管領に任命された。

④長篠の戦いは北条家と武田家の戦いである。

⑤豊臣秀吉により大阪城は築城された。

この場合正解は⑤です。

そのため①の豊臣秀吉のところに線を引いて織田信長に書き換えます。②の織田信長は豊臣秀吉に③の武田信玄は上杉謙信に④北条家は織田家に書き換えます。

このような問題は絶対に出ることはないですが要領はこのような感じです。

人名や法令等を書き換えるだけで良い場合もあれば、判例や解釈が間違っている場合は文章ほとんどに線を引いて書き換える必要がある場合もあります。

なぜ、このような方法で勉強することをお勧めしているかといいますと、過去問を4周5周と回していくことを考えると圧倒的に効率良く回していけるからです。

1周目は確認して過去問に書き込むため、普通よりも時間がかかります。

ただ2周目以降は解説を読まなくても、赤いシートを外せばどこが間違っているのかということが一瞬で分かるようになっています。

勉強していると分かりますが解説を読んでどこが間違っていたか把握するのにかなり時間がかかります。

公務員試験は科目数も多く、いかに効率良く過去問を何周やっていくかということにつきますので、この方法がベストだと思います。

専門科目を5周もやれば、まずその過去問の中で解けない問題はないはずです。

問題を覚えてしまうから意味がないという方がいるかもしれませんが、線が引いてあるここがこういう理由で間違っていると判断できるようになることが重要です。

それほど公務員試験は同じような問題が繰り返し出されます。

多くの人は色々な職種を併願することになると思いますし、記述試験の対策や面接の対策、また社会人から転職する人などはより効率的に対策していく必要があります。

参考書を読むことから始めて、この制度はこうなっているのかとやっている時間はありません。

過去問から始めてこの制度のここが違う制度のこことよく入れ替えられているのかと判断できるようになるほうがはるかに本番に強くなれます。

実際に使用する過去問は同じ実務教育出版が出している『新スーパー過去問ゼミ』がいいと思います。一番受験生の中で有名で使用率の高い過去問になるので、これをきちんと押さえておけば、他の受験生に遅れをとることはないでしょう。

特に福祉職や法務省専門職員を受験される方は予備校で渡される演習問題よりも『スー過去』の心理、社会学、教育学の方が確実にいいです。社会福祉は社会福祉士用の過去問を必要な箇所だけやっておけば大丈夫です。

説明が分かりにくければ、立ち読みで結構ですので、『過去問ダイレクトナビ』を見てみて下さい。今回お話しさせて頂いた過去問の使い方の問題集となっています。

次回は面接対策についてお話しさせて頂きたいと思います。

次回も見て頂けると幸いです。


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