子供を持つのに向き不向きがあるのと同様に、「子供を持たない人生」にも向き不向きが多分ある
最近、子供を持つメリットってなに?とか、
子供がいなければキャリア途切れないよねとか、
子供を持たない選択に関して解像度が上がってきている気がする。
嬉しい。
私が決めた時よりも『子なし人生のロールモデル』も目にするようになったし、子供いないとこんな事できるよね、時間の余裕、金銭的余裕、とかのメリットも頷ける。
ただ、私は選択子なし二人暮らしで心底幸せだけど人に勧める気は全然全くない。私はサンプル1でしかなく、私の経験値は誰かの人生選択を左右させるに全く値しない。
どのnoteも全て主語は「私は」でしかないし、
「子供を持つ」のに向き不向きがあるのと同じで、「子供を持たない」にも向き不向きがある。
と思ってる。
その一般的に言われるメリットとやらを自分に還元できるか?
そして、それよりも重要なのがメリット云々じゃないところに幸せを感じられるか?
結局、金銭的余裕とかのメリットはライフスタイルの実現でしかなくて、そこに身を置いて幸せを感じられるかどうか。に尽きる。
2人暮らしのかけがえなさと、メリットデメリットで語れないもの↓
メリットの時によく聞くんだけど、
『高級レストランも海外旅行も飽きてくる頃、子供がいると子供の視点に立って人生をもう一度楽しめる』
なるほど、と同時にわたし夫との人生楽しくてやりたいこと多すぎて毎日発見だらけで全然時間足りないんだけど!!
夫と散歩するだけで幸せに満ち溢れる体質で、
日々私も夫も新しくて、知らない事で世の中溢れてて世界って素晴らしくない?っていうちょっと変な人間だから、
水路を辿って夏探検したり、途中の駄菓子屋で夫とちょうど千円分買う勝負したり、そんなんで満ち足りてしまう。
高級レストランも海外旅行もこの幸福感には遠く及ばない。
・子供から得るものは私の知らない感情で尊くて得がたい、
・私と夫との2人暮らしの尊い感情も他では得られない、
どちらも言語化できないところにメリットデメリットを超えた何かがあると思う。
(もちろん生活の基盤がメリットデメリットの上で成立するから無意味という訳じゃないけれど)
子供の尊さは子供がいなければ分からないけれど、私が夫といれば宇宙に触れられる事を誰も知らない。
向き不向きの話に戻るけど、
人間が社会的な生き物である以上、子供を持たなければマイノリティに属する。
人と同じじゃないと不安な人には徹底的に向いてないかもしれないと思う。大丈夫なのか?これでいいのか?って思って毎日暮らすのはしんどいだろうし。
まだまだ過渡期だから、
どうして産まないの?って聞かれたり、
絶対産んだ方がいいよって勧められたり、
老後大変だよって脅されたり、
ほんとに後悔しない?って揺さぶられたり、
する。
私は自分が良ければよくて、自分で幸せと思うかどうかがめちゃくちゃ最重要だから人の評価は正直どうでもいい分類に入る。
好き勝手できる『夫と二人の人生』はそんな私に多分とても向いてるし、夫とふたりっきりでハッピーハッピーな私は2人暮らしの才能がある。
逆に、子供のいない理想のライフスタイルを手に入れても社会的に意味のなさや不安を感じてしまうなら、それはあまり健康的じゃないのかなと思う。
メリットデメリットを存分に知った上で選択するのはもちろん大切だけど、
どれだけ完璧に考えても人生は不思議で。
自分に合ってれば結果ラッキー、合ってなくても軌道修正しつつ夫とならなんとかなる精神。
どこにでも、思いもよらない煌めきがきっとある。
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