数学的なアプローチから人間には設計者がいる、『一流の科学者が「神の存在」を信じるワケ』
生きることに意味はない、生命活動は粛々と続くだけ、と前noteに書いたんだけど、なぜ生きるのかという人生哲学と比肩する「この世界は人間はどうして出来たのか」という謎について一般人(私)がつらつら考えたこと。
私達は海の泡粒だった
私達は大昔、海の泡粒だった。いわゆる生命誕生の起源説。アミノ酸→タンパク質へロマンを託したとされている。以下参照「生命誕生初期のタンパク質を再現する試み-7種類のアミノ酸で古代タンパク質は創れる-」
果てしない。正直分からんすぎる。謎。
タンパク質からファンファン…と効果音付きの変身ファンタジーを経て人間になったとかセーラームーンもびっくりする。これに比べたらコナンくんの幼少化も全然不思議じゃない。
不思議。
不思議すぎる。
この解明できない不思議を私達は神という存在に丸投げしてきた。
例えば神々が怒っているから地震が起きる、日照りが続く、「解明できない分からない事」を神の仕業として理不尽の溜飲を下げてきたと思う。
だからその未知を科学で解明していくと神という存在が否定される、科学こそが神の領域を展開(侵略)していく事だと思ってきた。だけど、なんと、
科学者こそ神を信じるという書籍。
科学者こそ神を信じる?
これは真逆じゃないか。事実に基づいて解明していく科学と、神の信仰は相反しないの??地動説と宗教とのいざこざもそうじゃない?
だって神の領域っていう一見ファンタジーな場所を量子力学で紐解いていくと根拠が得られるってもう、真逆じゃない??
私が信頼する現代科学の、
「全ての事象は科学的に説明できる。いま理解不能な事(ブラックホールやビッグバンなど)も未来的には説明できるようになる」という事と、
「設計者(神)がいる」事は矛盾しないのかもしれないといっている。むしろ科学者における信仰者の割合が多いと。確かに科学者にクリスチャンは多い。
howが解明されて行くと同時にwhyもわかるってこと??
この書籍には、
とあるんだけど、自然界にあるひまわりはフィボナッチ数列で並んでるし、あの美味しいロマネスコにはフラクタル構造が見られる。
ひまわりのフィボナッチ数列と科学が明かしていく未知(神)の領域
フラクタル構造もフィボナッチ数列も、『これを元にしたらあらゆるものを矛盾なく創造できる』という数学だとするなら、この世は確かにデザイナーの個性が出ているのかもしれない。
逆に、
科学が発展するに伴って解明していくと設計者(神)がいるとしか結論付けられないかもしれない、というのも頷ける。一般人より科学者に信仰者が多いのは「科学的に言って神とか有り得ないでしょ」の一般人の先を行ってるとも言える。※ここでは信仰の神と設計者を分けて考えています。
「優秀な科学者は哲学者でもある」と言われるのも、「地動説が当時は異宗教扱いされていた」のもなるほど納得で、
それまでの通説の天動説は宗教教義だったから、「神がお造りになった人間のいる地球を中心に天体が回っている説を否定するのか」と宗教色の濃い話となっているし、コペルニクス(カトリック司祭)も地動説を確立させながらも発表しなかった。天動説と信仰が強く結びついていたから。
なので、よくよく歴史を考えれば当然だとも言えるのに、現代において科学者に信仰心がある事は目からウロコでほんとすごくびっくりした一説だった。
設計者の意図を解き明かすほどに上がる解像度
自然界にはフラクタル、フィボナッチ数列、黄金比などの何かの意思による秩序がたくさんあって、誰かの設計図を紐解き、この世界の解像度が上がっていくのは本当にすごい。
人間の性別も最近、遺伝子的に男性女性の(XX.XY)二極化じゃなくて、間に細かいスペクトルがあり細分化される事が分かってきた。
「昔は男性と女性っていう2つの性しかないと思われてたんだってー!」って世界が来るのかな。私は研究者を応援しつつ外野として無責任にとてもワクワクしている。
そしていつかは、人間はこの世界はどうして出来たのか、を解明してほしい。
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