大学時代の友人が昨日癌で亡くなった。
心の準備はしていたけど、思っていた以上に早く逝ってしまった。

彼女に向けてメッセージを書きたい。
忘れないために、今の自分の気持ちの整理をするためにも書くことが最善だと思う。

大学を卒業してから一度も会ってなかったけど、Facebookで繋がっていた。

昨年秋の初めに、近所に住んでいることがわかって会う約束をしたのに、彼女の急な体調不良で会えなかった。
手術を控えていたから、大事をとって延期することになった。

11月、癌の摘出手術は無事成功したそうだが、その数カ月後に癌の転移が見つかる。

今度はお腹が痛いと医者に訴えたのに、年末年始にちゃんと診てもらえず、再度診察してもらうまでに時間がかかったらしい。

私はSNSをムダに見てしまうので、Facebookアプリはアンインストールして、通知もオフにしている。
だから彼女からの誕生日のお祝いメッセージに気づいたのも遅かった。
「また癌になっちゃったよ」

さらに癌が悪化して、実家に帰ってしまっていた。
彼女の実家は新幹線の距離。簡単には会いに行けないし、10年以上会ってないのに、会いに行っていいのか。
迷惑にならないか。元気付けてあげられるのか、逆に久しぶりの再会なのに病気の姿を見られたくないかも。
色々考えてしまって、会いに行けなかった。

そして余命宣告。癌の進行は早い。
数日前、またFacebookを開いて、7月初めの投稿を読んだ。「1、2ヶ月しか持たないけど、友達に会いたいから緩和治療を選ぼうかな」
それに対し、「諦めないで」「死なないで」との複数人の友人の激励コメント。
でも「私はもう十分頑張ったと思うんだけどな」とか彼女からの悲しそうな返信があった。
誤字が多くて、身体がしんどいのが伝わってきた。

そうだよね。毎日大量の薬を飲んで、術後の床ずれにも耐えて、ご飯が食べれない時もあって。
辛いけどずっと頑張ってきたよね。

最後に「私に何かできることあるかな?」と言ってたけど。

昨年あなたが癌と知って、自分もいつ病気になるかわからないと思った。
健康なことが当たり前でなくて、幸せなことなんだと再認識できた。
今を大切に生きようと思えたのもあなたのおかげ。
だから、感謝しているよ。
大学の時もいつも元気で、一個上なのにお母さんのような温かさがあって、大好きだったよ。
連絡もなく寮の部屋に押しかけては長時間おしゃべりに付き合ってくれたよね。悩み相談とか。
楽しい思い出がいっぱいだよ。ありがとう。

昨日ちょうど出勤前に、直接メールしようか手紙を書こうかと悩んで、結局行動しなくて。まだ時間があると思ってた。
私があなたを思ってた時にはもう天国に行ってしまってた。
でも昨日も今日もあなたのことを考えてたんだよ。
きっと、最後に会いにきてくれたのかなと思ってるよ。

会いにきてくれてありがとう。
もう痛くないかな?
安らかに眠ってください。
ずっと忘れないからね。

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