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[ゲーム紹介]7 DAYS TO END WITH YOU(ネタバレ無し)

今回は、「7 DAYS TO END YOU」をネタバレ無しで紹介したいと思います。
こちらのゲームはPC(Steam)・Nintendo Switch・Android・iOSで販売されています。私はSwitchで遊んだ後、スマホでも遊んでいます。
紹介したいと思い至ったのは、初めてプレイした時、体験したことのないゲーム性とその斬新なアイデアに衝撃を受けたからです。そして、物語の真相に辿り着いた時の衝撃と、その真相に辿り着く過程もまた、他のゲームでは味わえないものでした。
そして、11/14に同作の作者Lizardry様の新作、「Refind Self: 性格診断ゲーム」(Android・iOS)が発売予定ということもあり、このタイミングで記事を書いてみようと考えました。

まず、ゲームのジャンルとしては、目が覚めて記憶が無い主人公視点で進むアドベンチャーゲームです。
自身の記憶は無く、起きるまで待ってくれていたであろう目の前の女性のことも全く思い出せない…そんな状況からゲームはスタートします。

目の前の女性に関しても、何も思い出せない。

更に、女性の話す言葉も分かりません。

質問されている様子だが…?

記憶も言葉も分からない状態ですが、この女性は主人公の状態を理解しているようです。
そして、主人公に言葉を教えてくれようとします。

右のイラストから何となく分かるような?

そして、このゲームのチュートリアルとしての説明をしてくれます。

女性が自身のことを指している?

ゲーム中はいつでも、会話中の1つの言葉について「Word」のリストを見ることができます。

先程の言葉がリストに有るので選ぶ。
その言葉を含む、会話の回想を見られる。
先程、女性が自身を指していた時にも言っていたと分かる。

回想でその言葉が使われていた場面のみが出てくるので、そこからこの言葉の意味を考えます。

今回は「わたし」としておく。

この言葉の意味は、いつでも何度でも修正できます。
そして言葉の意味を決めた後、また同じ言葉が出てくると、言葉の上部に意味も追記されるようになります。

今回は「わたし」としていますが、既に勘の鋭い方ならば正確に言うと…というのも分かるかもしれません。

ゲーム中はこの家の中で、指したものを女性が説明してくれるので、その意味を考えて「Word」リストの分からない言葉を埋めていきます。

壁に掛かっている服を指した時の会話に、先程入力した「わたし」が表示されています。

先程入力した「わたし」が表示されている。

すると、もう一つの言葉は…と推測できるようになっていきます。この知らない言葉を「服」としておきます。

「服」「わたし」=「私の服」

こうして少しずつ、この女性の話す内容が分かってくるようになります。色分けが可能なので、自信のある言葉とそうでない言葉を設定することもできます。

会話は1つずつの単語で構成されているので、単語の意味さえ分かれば少し長い文でも何となく意味が通じるようになります。
修正は何度でもできるので、それらしい言葉を仮でもいいのでどんどん入力していいと思います。一度確信をもって入力した言葉が、別の会話では全く意味が通らず考え直すこともよくあります。

イベントの発生や、ミニゲームのようなものもあり、それ自体も言葉の意味についてのヒントになります。イベントについては同時に物語の背景、核心に近づくものでもあります。

真ん中辺り、石製のコンロ上に置かれたフライパンを指すと…
料理のミニゲームが始まる。レシピらしきものはあっても、
単語が入力されていないと、何も分からないが…。
適当に具材を入れた結果、失敗のようだ。
しかし、女性は励ましてくれている様子。
別の部屋でのミニゲームは、記憶力を試すもの。

ミニゲームは何度でも挑戦できるほか、その説明や結果への女性の反応も言葉を理解するヒントになります。

彼女は主人公に特別優しく接してくれているように見えますが、どうしてなのか、どういう関係なのか…すぐには分かりません。
こうして行動するうちに時間と日が経っていきます。

このゲームのタイトルにもある、7日がタイムリミットです。
主人公は日に日に身体が弱っていってしまいます。

6日目の朝は視界も暗い。
体が弱っている…。

そして、7日目の朝。

最後の日の朝。

一度物語は終わりますが、タイトルからまた「Word」リストを引き継いだまま、1日目からスタートができます。

「NEW GAME」で言葉のリストを引き継いだままスタート。

この7日を繰り返すことで、少しずつ言葉を埋めていき、修正していきます。言葉の意味を正しく理解していくと、いずれ彼女の話を聞くだけでなく、受け答えもできるようになります。
主人公が回答をする場面は僅かですが、その受け答えが重要になる場面もあります。そして、そこから物語の結末が変わっていくことになります。

彼女は何者なのか?
自分自身は何者なのか?
どうしてこの状況に至っているのか?
それらの疑問を抱えながら物語を進めていくと、何度でも7日を繰り返し、時間を忘れてしまいます。

このゲームの素晴らしいところはその独自のゲーム性、そしてプレイヤーそれぞれに物語の進み方が存在することです。

もしご興味を持たれた方は、遊んでみてはいかがでしょうか。
遊んでみる前に、YouTubeなどで動画を上げている方も多くいらっしゃいますので、雰囲気を見てみるのも良いと思います。


(補足)
作者Lizardry様のサイト

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