【50歳からの旅と写真】企業顧問として旅するように働くことで見えてきた新しい風景

写真家の吉田亮人さんという方がいます。

吉田さんは、タイで1年間日本語教師を務めた後、帰国し、小学校教員として6年間勤務していました。しかし2010年、突如写真家への道を選びました。

奥さんから「両親がともに安定した仕事である教師をしていたのでは、子どもの教育に良くないので、教師を辞めて他の仕事をして」と言われたらしいのです。

吉田さんは戸惑いつつも、1年の猶予期間を経て、安定していた教師の職を捨て、写真家への道を選びました。学生時代から写真には関心があったそうですが、機会がなく、本格的には学ぶことができなかったそうなんのですが、写真家への道に飛び込んだのです。

道のりは決して平たんではなかったでしょう。しかし吉田さんはひたむきに写真に打ち込み、広告や雑誌での活動と並行しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を重ね、数々の賞を受賞するまでに至りました。そして自身の半生を写真集『しゃにむに写真家』に綴っています。

この本がとても良いです。

セカンドキャリアを歩もうとしている方、共感するところがあると思います。

会社を辞め、写真家を志したこと。バングラデシュなど海外での撮影活動を経て、ようやくテーマを見出したこと。全くの別の人生の軸を選び直し、新しい道を切り拓いていった姿勢に。

この本の影響を受けて、デジカメGR3を買いました。

企業顧問として全国を飛び回る仕事の合間に、顧問先の工場の風景、社長の表情をおさめたり、会議の一コマを撮影したりと写真に撮っています。

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