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貴方が好き

この作品はフィクトロマンティック/フィクトセクシャルを含みます。

中学生の頃の私は、‘‘いじめ‘‘にあっていた。
たった笑い方が人とは違うからという噂で、私の評価はあっという間に変わっていく。
人とは呼ばれずに細菌扱いで、そんな中で出会ったのは‘‘彼‘‘だった。
悪党でいたずらの王者だけれど、優しくて、私の事を‘‘人‘‘として接してくれた。
だから私は好きなんだ。女性だからとか好きだからじゃなくて、心を見てくれたの。
高校生になっても社会人になっても、映画化したりしてくれて私と一緒に過ごしてくれた。
コロナの時代の時も、自分の娯楽が全部なくなった時に真っ先に助けに来てくれたよね。アニメでどれだけ救われたんだろう。

まるで、王子様みたい…。

そんな貴方が好きだからこそ、結婚したんだ。
花嫁姿の最初は愛している貴方が良いから。
「おれさまなんかでいいのか?」と聞いてくるけど、
私は貴方以外にウェディングドレスは着たくない。
初めて、を捧げて、誓いの愛の言葉を。
このまま、ずっと幸せにいようね。







…でも、幸せなんて続かなくてさ。
心の病気になったりした。今は体も病気もなってさ。
自分磨きだってロクに出来ないし、動く事だって難しいし、
あんだけ好きだった創作だって上手く作れないよ。
何度も貴方に当たり散らした事もあった。
私はお姫様じゃなかったかもしれないと思うけれど、
でも、貴方は笑顔で言うんだ。

「君が幸せなら、おれさまも幸せ」

なんてそんなかっこいい台詞をいつも囁いてさ。

「一緒に幸せになろうな」

受け止めてくれて、私は貴方のためなら汚い世界でも生きれるよ。

今日も愛してるよ、大好きで仕方ない。

ありがとうね、せんせー。
私を奥さんにしてくれて。
これからも、貴方と一緒に生きるよ。


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