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お金の稼ぎ方は、どう生きるかと同じ


つい先日、友人に
「年収2000万円稼ぎたいから、そのプラン考えて欲しい」
って言われたんです。

それ、私が考えられなくもないけど
まず思ったのは

「それ、人に委ねていいの?」

と、いうのも

職種(とか、できること)によって
何をしたら幾らで売れるか、は決まっていますから

どのくらい収入が欲しいか
物理的な稼働時間や制約によって

「何をしてどんな風に稼ぐか」はかなり決まってくるんですよね。

幾ら稼ぐか = 何をして稼ぐか = だれと付き合うのか = どう生きるか 

だと思っていて、

これを他人(私)に決められて
その通りに本当に動くのなら
販売プランニングのようなものを
してもいいけど、

きっと自分が納得しないと
そうは動かないから、作っても無駄じゃない?

と返信しました。


そこを人に任せてしまうと
自分の人生の舵を取れなくなります。

これって結構、ありがちなトラップで
自分とはタイプの違う
他人のライフスタイルや仕事を見て
それをそのままトレースするような塾やコンサルを受けてしまって
「うーん、自分には合ってない・・」という感じになる。


会社員として、毎月の固定給のある仕事を選ぶ時点で、
月曜から金曜まで日中は会社の仕事に従事する
という約束をするということで、
そこで生き方と収入がある程度決まってしまうんですよね。

これは「会社だから仕方ない」と
私も言い訳していたのですが、
その会社に入って仕事をする、ということは、
平日の日中は自由がない、というライフスタイルを
自分で選んでいたということです。

いま書いている本はフリーランスを対象にしていて
自分が欲しい年収を目標に掲げるだけではなく、
どんなライフスタイルを望んでいるのか?
ということを明確にしてみましょうと書いてます。

私が常々「上流工程に入りましょう」ということを
お勧めしているのは、
上流工程には「何をして・何をしないか」という選択権があるからです。

 「具体的にこれをやってください」という指示を受ける下請け仕事では、売り上げやライフスタイルの自由度に限界があります。

例えば、イラストレーターさんがイラストを描くのに、漫画1ページ3万円で描けるとします。でも、1日に1つしか描けないとしたら、30日休みなく働いても90万円です。90万円で十分です!という場合はそれでもいいかもしれませんが、この働き方では、ほかのことをする時間が全くありません。

 下請けとして安定的に仕事を約束してもらっていたとしても、いつか仕事が止まるかもしれないし、自分に指名がきているので「ほかの人に代わりに描いてもらいます」ということも断られるかもしれません。下請けとは、このように交渉権や選択肢が狭まってしまうのです。

 ただ、指示をしてもらう下請けという立場にもメリットがあります。

面倒な調整や交渉が必要なく、依頼されたことに答えていたらクレームやトラブルはありません。これが上流工程でディレクションに入っていると、イラストがO Kでも全体のプロジェクトが頓挫したりトラブルがあると、自分の責任になります。

下請けであれば、余計な人とコミュニケーションをとる必要がありません。

年収が多い方が偉いとか、上流工程で責任を感じながら仕事をするのが偉いとは全くおもいません。私も、妊娠・出産を経る中で、いろいろな立場で仕事をしてきました。フリーランスは自分の生き方や稼ぎに納得さえしていたら幸福度は高いのです。

ですから、自分の気質と、ライフスタイル、求めている生き方で稼ぎ方を決めて、納得した上で年収を決めていくことが大切だと考えます。

この「自分の納得」をベースに考えて、情報を取捨選択することがとても大切なんです。私も失敗しましたし、多くの人が間違えやすいのが、自分とはタイプの違うフリーランスの、ライフスタイルや仕事を見てそれをそのまま目標にしたり、そういう人の主催する塾やコンサルを受けてしまって「うーん、自分には合ってない・・」という違和感を感じてしまうことです。

人の枠にはまってみるのもいい勉強にはなるけれど、人の枠組みにはまった先に、自分の理想はないと思う。
 
まず、どういうお金の稼ぎ方、ライフスタイルを求めているのか、自分には合っているのかどう生きるのか?生きていきたいのか?ということを考えてみよう、そう思います。

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