見出し画像

守備範囲、開拓中。

わたしが誰かの魅力にハマってしまう瞬間は、いつも予期しないタイミングでやってくる。もっと分かりやすく、そして王道に、人に共感してもらえる順序でハマったら、経緯も語りやすいのにな、と毎度思う。

今回も、可笑しなタイミングで「あ、わたし、この人のこと好きだ」と自覚してしまった。


7ORDERというユニットは結成された当時から知っていて、メンバーのことはそれ以前から知っていて、何なら生で観たこともあったくらいで。ファンと呼べるほどではなかったけれど、どこか気になる人達ではあったので、7ORDERとして活動し始めてからの動向はちらりと覗いたりしていた。誰が好きとかはほとんどなく、ただ何をするにも出来るユニットだったので、いち視聴者として、ゆるく観続けるだろうなとと思っていて。まあ、どこかのタイミングで一度くらい7ORDERに会いにいくのかもしれないな、くらいには想定していた節もある。


先ほどリンクを貼り付けた、彼らのYouTubeの動画「オリジナル寿司考案!10.13 モロ誕生日ドッキリ」。これがまさに私にとって、7ORDERに一歩踏み込むのきっかけだった。YouTubeの動画を観てハマった、という話は彼らにしろ、YouTuberさんにしろ、珍しいことではない。動画を見続けてきて、気づいたら凄く好きになっていたパターンも同じくだ。私が不可解だと思っているのは、動画を見続けてきた7ORDERの、いつもと変わらない魅力を発揮しているイチ動画に過剰反応を示したような気がしたからだ。この、動画が、理由知れずして、確かなきっかけとして、私の脳に、心に、無意識に、認識されている。

この動画を観た後に思ったことは1つしか覚えていない。「モロが好きかもしれない」それだけ。申し訳ないのだが、それまで、7人いるメンバーの中で、諸星くんに注目したことはなかった。誰が好きと明確に言えたことはないにしろ、動画で注目しがちな人はいた。でもその中に諸星くんはいなかった。なんせ、諸星くんのような男っぽいビジュアルや、バラエティーでグイグイいけちゃうキャラクターを持つ人は、推したことがなく、私の守備範囲ではなかったのだ。

私のきっかけだとしてる動画は、諸星くんのお誕生日をメンバーがお祝いしている動画で、動画の主役である諸星くんに目がいくのは不思議なことではない。動画を観た後の感想は「モロはやっぱ優しくていい奴だな」の想定だったし、実際にそうも思った。だけど、そこに好意が加わった。好きはいろいろある感情の中でも一際存在感があり、重い。恋愛感情の好きとはまた違うものなので、軽率に好きと思えてしまうにしても、重さはあるので、唐突に芽生えた好きに自分でも動揺してしまった。

私の場合。「好きかもしれない」≒好き で、後に続く”かもしれない”はちょっとした保険。あまり軽率に推しを増やしたくはないし、軽率に唐突に芽生えた感情で好きと明言して良いものかと、阻まれる気持ちもあったので。(それと、時々本当に一瞬だけの好きの場合もあるので。)

しばらくして、文章にも言葉にもせず、私の心にだけ留めていた「好きかもしれない」を友人に打ち明けた。言葉にしたことでまた好きが加速し、加速し、加速し続け、今日に至る。

告白された相手のことが気になっちゃうのと同じ。好きかも、を自覚した時点で、もうその人のトリコになるの確定。いつも通り動画を観てるはずなのに、気がつくと視点は諸星くんに向いている。そのことを自覚してちょっと恥ずかしくて、意識的に別のメンバーを観る。でも、気になるし逃したくないからまた視点を戻す。その繰り返し。そうしているうちに、何がそんなに刺さったのか分からなかった彼の魅力を語れるようになって、私の守備範囲も広がっていく。絶賛、好きのストライクゾーンを開拓中。今まで誰も侵略してこなかった無法地帯だから、諸星くんの新しい魅力を発見してしまった時の刺激が強すぎて、今まだちょっと直視するのキツい。

でもまあ、何でそんなに沼にハマってしまったかって、要はギャップだと思う。いかにもバラエティーキャラで場が明るくなる笑い声の持ち主で太陽で日本国男児な男っぽい見た目で。ここまでは第一印象。踏み込むと見えてくるのが例えば、真面目に取り組むときの姿勢とか、ステージでのかっこいい100パーセントな姿とか、不意に見える色気とか、人と関わっている姿から溢れ出る人柄とか。後はパフォーマーとしての優秀さ。なんというか、包容力を感じさせるような温かい声を持っていて、表現力もあって、歌が上手い。加えてダンスもガッツリ踊れちゃう。アクロバットもできる。そしてサックスが吹ける・・・・・・マジかよ。。。といった感じで、魅力たちがこれまた色んなベクトルにあって、そのギャップに振り回されながら、魅了されていったわけ。こうして具体的に、魅力を綴れるようになってしまったわけ。

明確に「諸星くんが好きです」と思えるようになって、7ORDERとの向き合い方も変わって、より身近な存在になり、ファンと名乗り始めた。そんな始まりを此処に残しておきます。