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社会人4年目で外資系ITコンサルからSmartHRのプリセールスへ転職した話

初めまして!
SmartHRのプリセールスに所属しております、小峰(@kmtk_shr21)です!

昨日弊社プリセールスの採用記事が公開されましたので、これを機に記事を書いてみることにしました。
初めての記事&採用記事に合わせてということで、自己紹介も兼ねて私がSmartHRに入るまでのことを綴ろうと思います。

1.このnoteを読んで欲しい人

・ITコンサルタントからの転職を考えている人
・SmartHRのプリセールスに興味がある人
・SmartHRに転職を考えている人

2.このnoteで分かること

・小峰がSmartHRのプリセールスになるまでの経歴
・SmartHRのプリセールスとはなんなのか
・なぜITコンサルタントからプリセールスに転職したのか
・ITコンサルでの経験をプリセールスとしてどう活かしていけるのか

3.SmartHRに入社するまで

<1社目:三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社>

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新卒では三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社(略称:MUIT)という会社に、システムエンジニアとして入社しました。

<新卒で企業を選ぶために軸としていたこと>
・働くことで誰かの生活・仕事を便利にできていると実感できる仕事
・自分1人で働くのではなく、チームで働ける環境
・チームの中で全体を統括してまとめる立場になれる環境

生物専攻だったのでIT企業で働くことは想像していませんでしたが、上記の軸を元に会社を選んでいくと、気付けばSEになっていたので驚きです。
入社してからは、行員の営業向けシステムの部署に配属されました。

<主な業務内容>
・親会社との要件定義同席(議事録など)
・システムの改修案件担当(基本設計、詳細設計、実装、テスト)
・担当システムの運用(夜間バッチ対応)
・開発ベンダーの窓口(離着任時のアカウント権限申請、問い合わせ対応)

1年半も在籍せずに転職することにはなりましたが、IT基礎とシステム開発の全体感を学ぶことができたMUITの環境には、今でもとても感謝しています。

<2社目:アクセンチュア株式会社>

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MUITで1年3ヶ月過ごした後、「もっとユーザーの声が聞ける仕事がしたい」と思い始め、1度目の転職活動を始めます。

<1回目の転職先を選ぶ上で軸にしていたこと>
・ユーザーの課題を聞き、解決していくためのシステム開発に関わる仕事
・より上流工程(主に要件定義)でシステム開発に関わっていける仕事
・厳しい環境で社会人として成長できそうな環境

上記の軸を満たす会社として転職エージェントから紹介を受け、アクセンチュア株式会社にITコンサルタントとして入社しました。

入社後は大手企業の基幹システム刷新PJTに配属され、ERPパッケージの導入の基礎検討、要件定義フェーズに参画することになります。

<主な業務内容>
・パッケージ導入におけるお客様業務要件・業務フローの整理
・パッケージの要件とお客様要件とのFit&Gap
・Gap解消のための業務課題、システム課題の検討、合意形成

新卒としてゆっくり育てられていたMUITの環境とは異なり、スピード感がある現場で、担当領域の責任者やチームリーダーを勤めることになるなど、社会人としても大きく成長できる環境でした。

最後まで責任を持ってやり切る力や、いざという時にパフォーマンスを発揮する底力などは、アクセンチュアで身につけられた能力だと思います。

4.なぜアクセンチュアからSmartHRへ転職を?

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一言で言うと、

「SmartHRを見つけて、この会社に入るしかないと思ったから」

です。

嘘みたいな理由に見えると思いますが、前職のアクセンチュアでのキャリアも割と順調に進んでいたので、SmartHRを見つけるまでは辞めようなどとは思ってもいませんでした。

とはいえ直感で転職先を選んだわけではなく、次に働くために大事にしたいことをしっかりと整理した結果、SmartHRへの応募を決めました。

<次の転職先を探すために軸にしたこと>
1. 自社製品を持っている会社でプロダクトの成長に貢献しながら働ける会社
2. 自分が関わったことで、誰かの"ムダ"をなくすことができる仕事
3. 自分が「この会社のためなら働いてもいいな」と思える会社

1. 自社製品を持っている会社でプロダクトの成長に貢献しながら働ける会社

転職するつもりはなかった、と言いつつも、アクセンチュアで働く中で悶々としていることはありました。

<ERPパッケージ導入PJTにて感じていたこと>
・仕様とお客様の業務要件が合わず、お客様の叶えたい業務を実現できない
・自社で開発しているパッケージではないため、機能のFBも容易ではない
・PJTが始まる提案の段階で、これらのGapを防ぐことができたのでは?

他社パッケージの導入PJTに入ることが多いITコンサルの人で、同様の悩みを抱えられている方は少なくないのでは?と思っています。
「この機能さえあれば...」
「提案の段階で実現できない業務をすり合わせておいてくれれば...」
このように感じることも多いのではないでしょうか?

アクセンチュアに転職した時に叶えたかった「ユーザーの声を聞ける仕事」ではあったのですが、その声をFBできない環境にモヤモヤしていたのだと思います。

そこで次の仕事では、お客様の課題を"代替案"で解決するだけでなく、製品をより良いものにして解決に導くことのできる仕事がしたいと思いました。

2. 自分が関わったことで、誰かの"ムダ"をなくすことができる仕事

新卒の会社選びの基準にも記載しましたが、私は働くにあたって「誰かの生活の役に立っていると実感できる仕事」がしたいと思っていました。

具体的に「誰かの生活に役に立っていること」は何かと考えた時に、私の中では「役に立つ」=「便利になる、無駄をなくす」と定義しています。

というのも、私は元々"労働が好きではない"、というところに起因します。
社会人の方の中には「生活のために仕方なく...」という思いで働かれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学生の頃は「働かずに生活できたらな」なんて思ったこともあります。

ただし、生活していくため、社会に属すために働くことは欠かせません。
そうして毎日8時間以上、人生の大半の時間を労働に費やすのであれば、

・自分が働くことで誰かの生活・仕事の"ムダ"をなくせる仕事

をしたいと思うようになったわけです。
この考えになってからは、"労働は嫌いだが仕事は嫌いじゃない"と思えるようになったので、そんな仕事はないかと探すようにしていました。

3. 自分が「この会社のためなら働いてもいいな」と思える会社

そんな仕事のモヤモヤや自分の求める働き方を考えている中、タクシーに乗っている時にたまたまSmartHRのCMを見ました。

正直、人事労務の領域に関心がなかったのですが、労務業務の効率化はもちろん、紙業務という無駄なことをなくす、という点に惹かれ、気付けばタクシーの中と家に帰ってからSmartHRについて調べ続けていました。

調べていく中で、"社会の非合理を、ハックする"というミッションや、バリューの中の"人が欲しいと思うものを作ろう"というメッセージを見て、「会社の方針として立てられているもの全てに共感できるのであれば、この会社で働いていける、活躍できる」と思い、応募に踏み切りました。

これから転職を検討される方も、

・自分がやりたい仕事は何か?
・今それができているのかできていないのか?
・できていないならその原因は何なのか?
・それを叶えられる会社、ポジションは何か?

これを整理して転職先を探してみてはいかがでしょうか?
面接の際にも必ず役に立つと思いますので、参考いただければと思います。

5.SmartHRで何をしているの?

株式会社SmartHRは、クラウド人事・労務ソフトであるSmartHRの企画・開発・運営を行っている会社です。

冒頭でも記載した通り、私はプリセールスという組織に所属しています。
プリセールス、という職種に聞き覚えがない方も多いのでは?と思いますので簡単に業務内容を紹介します。

プリセールスの役割は、セールスの共同提案オーナーとして、導入フェーズにおけるPJマネジメントや技術的な支援をすることです。

<主な業務内容>
・お客様企業が使われている既存システムとの連携を含めた、SmartHR運用フロー案の作成と提案
・運用フロー提案から洗い出された導入課題の整理と、課題解決の検討
・お客様のPJTチームや外部パートナーと連携した、導入PJTサポート
・CSへ情報共有することによる、運用開始までの円滑なプロセス進行
 ※CS:カスタマーサクセス

セールス1人で提案を行うのではなく、他企業様の運用検討における知見の共有、技術的な側面からの提案をプリセールスが行うことで、お客様のニーズに合わせた提案をよりスピーディーに行うことができます。

私はプリセールスを以下のようなポジションだと捉えており、「提案のブースター」のような組織になっていきたいと思っています。

・お客様の抱える課題に直面し、その解決や運用法を提案できるポジション
・提案だけでなく、プロダクトに対するお客様の声がFBができるポジション
・個として働くのではなく、様々な人、チームと一緒に働けるポジション

自分の案件に責任を持って対応するセールスと異なり、プリセールスは特性上、様々な案件、様々なセールス担当とチームを組むことになります。
そうして各セールス担当件の良い面、運用知見を吸収し、組織全体に広げていくことでより提案の内容を重厚なものにしていけるポジションです。

6.SmartHRの中でもプリセールスを選ぶ理由

お客様への提案において、その内容を「より厚く、より早く」進めていくことができることがプリセールスの魅力だと思っています。

提案に納得感があり、その検討の期間が短くなることで、お客様が本来実現したかった業務をより早い期間で実現していくことができる、そんな手助けができるポジションです。

プリセールスのチーフである佐々木さんが書かれた記事もあるので、こちらも是非読んでみてください。

転職してそろそろ7ヶ月が経とうとしていますが、自分がシステムエンジニア、ITコンサルタントとして今まで培ってきたことを総動員し、業務を担当できているため、転職して本当に良かったと思っています。

コンサルタントをやられている人の中には、プリ"セールス"と付くので
「営業職はちょっと...」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

名前から捉える"営業職の一種"ではなく、
ITコンサルタントにとっても、今までの知識・経験を生かすことのできる職種として、プリセールスに是非興味を持っていただければと思います。

7.最後に

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
ITコンサルタントやシステムエンジニアとして上流工程を担当されている方で、興味を持っていただけた方いらっしゃいましたら、是非転職先としてご検討ください!




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