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【育児を本気でして、変えられたものは?】

独身時代、社会人の経験も長くなると
仕事に長けた人はたくさんいます。
 
 
テキパキと片付け
段取りよくこなす
そんな働くお母さんも
とても多くなりました。
  
 
慌てん坊で、せっかちな私も、
そんな理由で
仕事をさっさと片付けることで
仕事人間な生活をしていました。
 
 
しかし、
育児を機に、今までとは真逆の生活を
送ることになり
そのペースが
今まで経験することのなかった
静と動の世界に入ったのでした。
 
 
スローペースな我が子の成長の世界と、
細々した仕事がたくさんの家事と日常。 
 
この落差の中で、
1日にどう折り合いをつけて
過ごすのかが、
日々の課題のようなものでした。
 
わかっていることは
パパッと済ませられますが
未知の育児になると、
 
具合が分からなくて
モタモタ・・・
 
解決しないことに不安を覚え
悩む時間・・・
 
できそうなことができない、もどかしさで
イライラ・・・
 
思うことが思うように進まないものだと、
実母からのアドバイス
 
六人目が生まれる知り合いのお母さんが放った言葉、
「諦めの日々を繰り返したわ・・・」
 
などなど、
私にとって手探りの「試練」と、
見聞を広めた育児でした。
 
まるで第2の人生を過ごしたかのような
 
フルコミットした育児期間で徐々に変わっていった私が
身についたものは、
 
「観察する」ことと、「待つ」ことでした。
 
これ、
簡単なようで
意外に難しいんですよね、
 
仕事人間出身な私は
「自分で動いた方が、仕事が早く終わる」
 
そんな感覚が抜けきれずにいましたが、
 
子どもの成長に関しては、
反対の動きをしないと、
 
子どものためにならないのです。
だからと言って
放置するわけではなく、
 
よーく見て、
見ていない振りをしながら、
何度も何度も
繰り返して
上手な距離と
要領を得てきます。
 
時間の流れを止めないように動く世の中で、
あえて「待つ」ことを習ったのは
 
当時の私にとって、自分のペースを知る最強の方法でした。
 
他人との違いがあたり前にある事、
周りと足並みを揃えていてばかりでは
自分の立ち位置が見えなくなってしまう事。
 
一歩引いて
 
待ってみると、見え方が変わり、
わかったことがあったのです。
  
「そこは、気にしなくていいんだ」
「今日は、小さな一歩が進めた」
「失敗って、ないもの。全て必要なこと」
「成長するって、こういう事?」
 
一見無駄な時間を過ごすようにも思えることも、
 
それを
正面から受け止めて
 
待つ・見守る
ことが、幾度となくやってきたことは
私の課題を
我が子が出してくれていたからです。
 
自分に合った課題を
子どもが持っている
 
そう気付けたのは、
 
いろんなお子さんに出会いながら
感じたことです。
 
 
自分の想定の範囲を超えたとしても
全て
受け入れる
認めるを
繰り返し
今までの自分から
新しい自分を
生み出せることが
可能なことを
子どもは教えてくれています。
 
せっかちだった私は
過去の私になり、
 
おかげで今まで見えなかっものが、理解できるようになりました。
なんとも言葉にできない事ですが
 
子育ての素晴らしさは、やはり人間育て。
 
 
子育てをして
人にとって真剣な学び要素がたっぷりで、めんどくさがると
課題が繰り返されることに、気付くことができました。
 
 
だから、
子育てをする人を
応援することは
使命感でもあり、楽しいのです。
 
失敗はない、全て大事だから!


本当の幸せの連鎖が、ここから起こりますように💖