死にたいのに死ぬ暇がない

2016年10月31日 23:21

長くなっても、言葉にしようと思う

まずは！！！！！！
LABO&LIVEご参加頂いた方々、ありがとうございました
そして！！！！！！
お疲れさま、自分

今回のライブで言いたかった事は
大好きな絵本、星の王子さまの事を歌にした、
“おとなのうた”に全部詰まっていました
みーーんなで子供に戻りたかったん

クレヨンで指がふやける事を知った
クレヨンで指が攣る事を知った
クレヨンで咽せる事を知った
クレヨンで身体がバキバキに砕ける事を知った
クレヨンが人を繋ぐ事を知った

描けば描くほど孤独になった
音楽は、みんなでセッションしたり
歌詞やメロディ、アレンジを人にふったり
レコーディングメンバーを集めたり
それをバンドライブで再現したり
分かりやすく、人との化学変化を求め他人を巻き込んでいく芸術だけど(宅録でミックスまで1人で全てこなしてしまう人も勿論いますが)

絵は、本当に独りだ
誰も褒めてくれない
完成までの作品を人に見せる事もなく
ただ、ひたすらマトリョーシカを開けるみたいに、自分の中の自分と対話し続けた
何度か泣いた
“疲れた”という単語を発したら1000円、というルールを課した
代わりに、
『あーーーっ！今日もめっっっっちゃ頑張った！！』と言う事にした
しんどいから泣いたのではなく

算数が出来なくて泣いた

バカントの壁のサイズと、オーガンジーや目の大きさ等の比率がびっくりするくらいわからなくて
『つまり孔雀の胴体を作るには何センチ何枚の小さな目を重ね…』の何セ
くらいですぐ意識が飛んだ
どれだけ考えても自分が孔雀から何センチ離れて立つかなんかわからないし、
立体感を出すために長いオーガンジーを三角形に切ってテントみたいに…いやどうやってまっすぐ切るんだ
想定の連続
外れてるのかも当たりなのかも
わからない
頭がぱかっポーンと弾ける音が聞こえるから計算はスタッフにやってもらった
進めば進むほど問題が産まれて
ギャグかなこれ
と思った

だから、昨日最後の曲が終わった時に聴いた
鳴り止まない拍手が
全てだった

動物図鑑第12巻〜ラボ&ライブ編〜
超特別キメラver.(孔雀×小南×オウム)
このイベントの為に作って貰った帽子です(共鳴で私が描いたオウム！)

全員で遊ぶためにライブで音の鳴るものを家から持ってきてもらったのね
アイヤーーー、メーーチャタノシカタ！
台所の鍋蓋とかね、自転車のチリンチリン、アヒル、野球応援バット、はらぺこあおむし、笛、鳥、…
あんな無茶振り、聞いてくれるなんて
仏か天使か小南のお客さんやで！！
みんなが小南を笑顔にしてくれる
みんなが小南を人間にしてくれたこの5.6年を想いながら
今日は大切に歌おう、と思った
私が心配するまでもなく促すまでもなく
みんな、全力で子供やったよ