こみろぐvol.1 〜ちんちくりんの麻雀あるある〜
先日のBIG1カップ全国大会での出来事。全4回戦で、上位30%強が午後のトーナメント1へ進出できるという大会、その2回戦目のことでした。
いつものように場決め親決めをして挨拶を交わし対局が始まったのですが、私の対面の方が山をほとんど前に出さないタイプの方だったのです。井桁を組む時に、牌山の左を少し手前に引くくらいで終わり、という感じの。
私の身長は152cmと現代女性の平均身長よりやや低く、所謂ちんちくりんなのですが、ちんちくりんが麻雀を打つときに問題になりがちなのが、「椅子の高さ問題」です。椅子が高いと床にしっかり足が着かなくて体が不安定になるし、低いと対面の山をツモりにいくのが一苦労になるんですね。
私は元々猫背で、椅子が高いと猫背が更に悪化することもあり、普段から椅子は一番低くして背筋を伸ばすようにして麻雀を打っています。故に、対面の山をツモりにいく行為はやや労力を使います。
とは言え、全く以てこちら側の問題なので対面の方が悪いわけでもなく、ツモ番の度によっこいしょとやや腰を浮かせて牌山に手を伸ばすことにも慣れているのでそれほど大きな問題ではありませんでした。
ただ、できれば対面の山から開門になるといいな〜と心のどこかで願っていたかもしれません。対面の山に手を伸ばすのが配牌を取るときだけで済むので。
しかしその願いも虚しく、東3局までのあいだ、対面から開門されることはなく、何度も対面の牌山まで手を伸ばすことになりました。手前に引かれた角っこの部分をツモりに行くときはもはや立ち上がっていたと思います。(とは言え慣れてるから競技に支障はないのですが)
その様子を見ていた上家の某団体の某選手が、見かねて私の対面の方に「もう少し山を出してあげてくれますか?」と言ってくれました。嫌味のない、スマートな、ツモ、300-500、くらいの声色で。
対面の方は、ああ、と気付いて山を前に出してくださって、私はすみません、と一言。
対局中に麻雀の発声以外で声を出すなって言う人もいるかもしれないけど、自分が何か得をするわけでもないのに、気遣って声を発してくれる人がいることがありがたく、私にとってはとても嬉しい出来事でした。
対局後に喫煙所にいらしたその方に「さっきはお気遣いいただいてありがとうございました!」とお礼を言うと、いえいえ、チビちゃんは大変だね、気にしないで、と爽やかな笑顔。リアル速水真澄やんけ…イケメンかよ…
なお、速水真澄がわからない人は、是非「ガラスの仮面」を全巻読んでみてください。面白いよ。
おわり
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