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アニメ雑記【24/5/12】

今期アニメについて思うことを色々と。重め&辛めの話題中心なので、当該コンテンツが好きな方はあまり見ない方が良いかも…。


シャニアニがつまらない理由を考える

3DCGアニメとしては上質な仕上がりなのは評価できるが…。

アイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニアニ)のBS放送が5話まで終了し、この時点で各ユニットのメイン回が一巡した。のだが、ここまで気になった所がありすぎてTwitterであれこれ言っているけれど、ここでは本作が何故つまらないのかを再整理したいかと思う。

①原作ゲームプレイ者前提の構成になっている所・・・他のアイマスのアニメ(少なくとも無印、デレ、U149において)はゲーム未プレイの方に向けてか、各キャラの魅力を引き出すことを最初にやって、そこからユニットの話とか営業の話とかに繋げていったので、とても見やすかった。特に1年前に放送されていた「U149」ではメインキャラに焦点を当てたシンプルな作りだったので、ゲームをやっていない者としてもとても面白く感じたし、好きなキャラクターを見つけることもできた(僕は結城晴ちゃんが好きです)。のだがシャニアニはユニット前提の作風であるためなのか、特定のキャラよりもユニット全体を見て、みたいな構成なのがちょっと見づらいと感じた。また主人公ユニットともいえるイルミネーションスターズも、真乃ちゃんがスカウトされてちょっと悩んで気が付いたら結成したように見えてしまい、本作に対する知識が事前に無いと楽しむのが難しいタイプの作品なんだと察してしまった。
②毎回、各ユニットに出番ノルマを課している所
・・・本作で一番謎に感じているポイント。同じ時間にそれぞれのユニットが動いていることや、ユニット格差をなくすのを強調する意図でこれをやっているとは思うんだけど、個人的には注意散漫な作りをしているように思えて、4話の放クラ回を除いてこの構成が効果的に出ていた所は無かったと感じている。無理に1話に全ユニットに出番を与える必要は無いし、メインのユニットに集中して、1ユニットくらい出番の無い回が少しあっても問題ないんじゃないかと感じた。
③ライブシーン楽曲をEDでインストで使う手抜き構成・・・本作で一番驚いたのはこの手法。これも従来作の比較になってしまうのだが、ライブシーンの楽曲をやった上でEDに別に楽曲を用意している従来作に対し、本作はライブシーンの楽曲をEDでインスト化して使い回すという手法を採用している。少なくともサービス開始して6年が経過していて、楽曲としての資産が豊富なコンテンツがやる手法ではないよね…と感じた。
④ストーリーが薄味・情報量不足・・・これに関してはあまり言語化できていない箇所なんだけど、全体的に展開が薄味な気がする。要するに20分間のアニメ本編で伝えたい事が、前述のユニット出番ノルマを課していたり変に間を置いたりするが故に、他のアニメと比べても情報量が少ないないし足りないように感じている。元々劇場公開していたものをTV用にしたからこうなっているかもしれないけれど、1話1話で得られる充実感が、なんか足りないんだよなあと感じてしまった。

本編以外にも、放送体制という面でも関東圏での放送(テレ東/金曜夜)から地方での放送(BS11/月曜夜)が最速3日遅れというのも、(これはU149も同様だったが)やる気のない放送体制で盛り上げる気の無さを感じた。今回もニコ生が配信最速ではあるが、国内外で競合が次々と生まれ影響力を失ったニコニコで地方ファンの興味を集めるのもちょっと厳しいのかと。これが、アイマスという巨大ブランドに胡坐をかいた末路をいうべきか。


ブルアカのアニメについて思うこと

Twitterの切り貼りが続いていますが、ブルアカのアニメに対して抱いている感情は以上の通りです。本作については別につまらないって訳ではないけれど、流行っているほどの面白さを提供できているかというとまた違う(期待度に対しての面白さにまでは至っていない)のが個人的な感想ですかね。

倫理観云々は1~2話見た感じ「あ、無法地帯なんだな」と思ってたから5話のラーメン屋を襲撃したところはトチ狂ってるなくらいの感想しか出てこなかったけど、むしろ個人的に問題にしたいのは先生の立ち回りについて。1~2話は生徒を主導していくぞといった立ち振る舞いが出来ていたと思うしそういう感じで関わっていくのかなと思っていたけれど、便利屋68が出てきた辺りから急に影が薄くなって、先生が目先で起こっている問題に介入しなくなったというか、何のためにいるの感が強くなってきたような気がした。あと今後の展開に望むこととしては、世界観的に普通の成人男性であるという所が異質なので、先生の過去について掘り下げや説明があると良いかな…と感じている。

ここからは作品外部の話題になるけど、ブルアカ民って意外と民度が低いんだなと今回のアニメにおける一連の騒動を見て感じてしまった。僕も過去に他のYosterゲーでお世話になったので彼らとはあまり敵対したくはなかった(中立的な目で見守りたかった)のですが、ブルアカ民による、僕も触れている他コンテンツに対する攻撃的なツイートを見てしまったので、「ああ、そういうのがまかり通る界隈なんだ」と少し残念に思えてしまった。人口の多いコンテンツは大体民度が低くなりがちなのはわかってはいるけれど…。


「ソシャゲ原作のアニメ化作品」というと個人的にはマギレコ(2020~2022年放送)を思い出すんだけど、ゲーム既プレイ者としてもよくできていたアニメだと思う。マギレコの場合は「まどマギ」という原作があるから先述の作品との単純比較はできないけれど、第1期は原作をなぞりながらも追加要素(ドッペルの危険性云々など)を入れてわかりやすくなっていたし、第2期以降はほぼオリジナルの展開を入れつつも、まどマギ原作しか知らない層に向けてのファンサービス(さやかちゃんの超作画など)もやりつつ、原作とは違う落としどころを見つけて、って感じで色々な層を納得させられる作りが出来ていたと思う。
個人的には上記ツイートのように推しの魔法少女がモブ扱いされたのが不満だったけれど、2クールでも収め切れるかどうか微妙といわれていたゲーム第1部のストーリーを、原作からの取捨選択やアニオリ要素を入れて、変則的な放送体制を取りながらも見事最終回までやり切ったのは良かったと思う。

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