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ぐぅデジ杯個人戦レポ

「遠征とかしたいですねー」

紙しばき仲間からされる提案
こういったものの多くは社交辞令であり、行くまでの過程なんかの妄想を膨らませて会話を楽しみ
「じゃ、また来週!」
と帰って日常生活に戻るのが常であったが…

「7月にチーム戦があるんですけど、行きませんか!?」

そんじゃあね

そうと決まれば早速準備に取り掛かる

当時使用していたのは主に緑の山
特にロゼモンを好んで握っていた
しかし大会参加はBT14発売以降のため、収録内容を見てデッキを思案していく必要がある

そして公開されていくカード達

うーん

よくわからん

パルモンはSRだし
トゲモンは効果強そうだし
リリモンはACEだし
ロゼモンは増えたし
ミミはサーチだし

でも、不利を覆せる程のパワーを感じない
長所がそれほど伸びた気もしない
こんな迷いの中遠征に行くのか…

そんな折に一筋の光が

わんわんお

新テーマ“SoC”
BT6のジエスモン系統を彷彿とさせるデザイナーズコンボ色の強いテキストから感じる再現性の高さ
ワンショットが可能な鉾性能の高さ
毛並みから感じるモフモフ感

発売前にとりあえず動き方を覚えておこうと人生初のNOTEに挑戦

ありがたいことにたくさんの方に読んでいただき、同時に注目度の高いテーマだと再認識した

時は流れBT14弾発売日
幸いなことに当日中にSoCのパーツを揃えることができた
ちなみにその日開催された日公認大会には一応、腕試しにと新規カードを入れたロゼモンで出場
結果は1−2の負け越しで終了したので、この時点で完全に気持ちは切り替わった

さて待ち望んだ遠征まで残り2日
悠長に調整している暇もないのでレシピを決定したい

ここまでプロキシや実際のカードを使ってデッキを回す中で見えた課題は大きく2つ

①再現性の向上
②メタデジモンの突破

①については、”ワンショットキル”の再現性を高める目的
SoCや各種魔獣型には耐性が無く、展開してターンエンドだけでは捲くられてしまう可能性が高い

②についてはメモリープラスメタや効果登場メタデジモンの処理に1ターンを使ってしまい、その隙に負けてしまう危険性があるためだ

そこで作り上げたのがこちら

再現性向上のためにメモブ・トレーニング・アナ少の13枚体制でパーツを揃えに行き
メタデジモン突破のためにEX03グラウモンを採用
特にこのグラウモン、進化元効果でSA+1ができるため、ブラックテイルモンに頼らずフェンリルガモンの3パンでゲームエンドまで持っていける上に
ソルガルモンで蘇生した魔獣型を一度消滅させることでトラッシュに必要な魔獣型の枚数を軽減できる副産物まである

あとは上振れてくれ、頼む

迎えた7/2
起床は午前3時前
遠征組で1台の車に乗り合わせ、一行は高田馬場へと向かう
寝不足で朦朧とする意識の中なんとかデッキリストの報告を終え、なんとか目的地まで辿り着く

今回の遠征組は6人
それぞれが上位卓で対戦する思いを胸に秘め、
いざ1回戦開始

「デジタルゲートオープン!」

1回戦:ジエスモン

相手の育成エリアが開き、そこに覗くはサクットモン
ジエスモンGXを採用したタイプ
完成されてしまうと盾が消失した上高DPのブロッカーがデコイに守られた状態になる
こちらとしては早期にパーツを揃え、準備を整える必要がある
が、イマイチ瑛士とソルガルの姿が見えない
大会の緊張と共に焦りが募る中、相手が育成エリアのバオハックモンをバトルエリアへ移動
バトルエリアには既にシスタモンノワールがおり、キメラモンへのジョグレス進化も考えられたが、トラッシュにセイバーハックモンが落ちていない
さては…事故か???
ここでノワールによるアタックで盾から瑛士が捲れる上ブレもあり、慎重に様子を伺うが、バオハックモンからセイバーハックモンに進化してターンが返ってくることに
育成から上げたルガモンをルガルモンへと進化させ、ノワールにアタック時、効果で破棄したヘルガルモンに進化
ターン終了時にセイバーハックモンを消滅させ、アナ少効果で孵化した育成エリアにグラウモンまで進化させて構える
唯一の懸念だった紅炎が打たれること無くターンが帰ってきたため、フェンリルまで繋いでワンショット
GG

2回戦:デュークモン

初戦の勢いに乗りたい気持ちでじゃんけん
後攻を勝ち取ることのできた上、初手にも文句はない
対する相手はマリガンを行った後、バトルが始まる
が、なんと3ターンの間相手がLv.3を引けない事故に見舞われており
こちらはその間に着々とパーツを揃えていく
相手がようやく引けたギルモンからメガログラウまで進化し、デュークモン進化、セキュリティへとアタックがされるが
返しのターンにフェンリルにデュークを食わせながらブラックテイルでダイレクトアタック
ロイヤルナイツは犬の餌となったのだ
GG

3回戦:植物

ここまでの2戦は相手の事故に助けられていたが、大型大会で連勝するためにはこうした運も必要なのだと思いながら次の卓へ
今大会初の先攻を取ったゲームはLv.3進化、アナ少年始動と悪くない立ち上がりだが
相手の育成エリアに開くのはチョコモン
一気にアヤタラモンまで駆け上がられる
良くない流れを感じながらドーベルモンへ進化、盾に殴りに行くとそこで捲れるはアジリティトレーニング

後はブルムロードで貫通2チェックされ、こちらが育成でちまちま育ててるうちに気がついたらやられていた
ポームモン処理してワンショット決めるぞ!とかそういう次元じゃなかったんや
GG

4回戦:ミラーマッチ

2-1となったことでどこか肩の荷が降りた気持ちの4回戦
またまた先攻でのスタートとなったが、初手は悪くない
さあ今回の相手は何だとターンを返した瞬間見えるはバウモン
これは…始まった…
互いに動きを熟知している分、不用意にバトルエリアにデジモンを構えることは無い
よって、ブラックテイル複数体によるワンショットが要求されるだろう
しばらく続くサーチやドロソの応酬の中相手の出方をじっと伺う

その時!

相手が育成エリアからルガモンをバトルエリアに
あれよあれよと完成するフェンリルガモン
2点×2とブラックテイルの1点が入りこちらのセキュリティは0に
止まったか、そう思ったのはつかの間
ジョグレス進化、キメラモン
GG

5回戦:パタエンジェ

さ、切り替えて勝ち越しに向けて頑張るぞ!
卓に向かうとモンストを嗜む紳士がいらっしゃったので天魔の孤城の悪口でしばしの歓談
試合が始まると見えるのはパタモン
やっべー、対面の経験値がねぇ、
削れるタイミングでごっそり盾削りに行こうとのんきに考えていたら
盤面にはマグナX、エンジェ、エンジェ
おい!どかしても3枚リカバリーじゃないか!
ま、まぁ殴らないことには始まらない
マグナXにアタック!アクティブ!アタック時効果で進化元だったホリエンACEを食ってアクティブ!オーバーフローでメモリーを貰ってセキュリティチェックだ!
そして捲れるブレスオブワイバーン
連携が切れて消滅するフェンリルガモン
残るセキュリティは6枚
ぴえん
うまくコントロールされてLOで負け
GG

6回戦:ディアボロモン

対戦が始まる前に相手のデッキは分かった
なんせデッキの横に大量の壱百万天原サロメ様がいたから
ゲームが始まり最速で貼られるアラタ、そしてトラッシュへ行くケラモン
まずいなと思いつつこちらはなかなかパーツが揃わない
相手も順調では無く、Lv.5を登場させてターンを返されるが、見え見えのACE進化には乗りたくないためこちらもヘルガルモンで対応
そして一足先にこちらが整い出発進行
久しぶりにワンショット決めてやるぜ!
メモリーは-2まで動くがフェンリルガモンのインチキ効果でまだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!
行けー!フェンリルガモン!

ハーイ

ここで魔法が解け、ターンは相手のものに
アラタは4体、ディアボロACEでトークンは5体
こちらの盤面には展開するだけしたテイマーと魔獣達
ディアボロモンACEが進化するのはクォーツモン
レスト状態のデジモン・テイマーの総数は16体
進化時メモリー+8である
アタック時に至ってはセキュリティ3枚破棄である
俺、こんなに強えクォーツ見たことねぇよ…
GG

そんなこんなで初参加のぐぅデジ杯個人戦が2-4で幕を閉じた
反省点としては、自分の想定よりも1〜2ターン程動き出すターンが早い対面が多かったことと
どれほどいるか分からないメタへの対策にリソースを割いてしまい、強みが損なわれてしまったことだろうか

そしてこの後行われたチーム戦では、移動の疲れと寝不足が出てしまいとんでもないポカをやらかしてしまったのはまた別のお話

でっかい大会でワンワンと一緒にお散歩できて楽しかったし、これからもしばらく握り続けてみようと思う

最後に気づいたことが1つ

SoCってSons of Chaosであって
SOL'd OUT Cru.では無いらしいよ

ア アラララァ ア アァ

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