お知らせ

ひとまず

この後に長々と理由と言いますか、言い訳をさせていただくのですが、手っ取り早く言うと原価率を下げるために今回は2024年4月29日から値上げではなく量を減らすことを試してみます。

言い訳

2019年12月1日に1600円で開業して、2022年12月1日に1800円、2023年9月18日に2000円に値上げさせていただきましたが、すみません、早くも次の手を打たなくてはならなくなってしまいました。コロナ禍に国からいただいた助成金も底をついてしまい、どうにも限界です。

原価率を下げるためには、値上げ、量を減らす、生産国や部位を変えるの3パターンしかありません。その中から、過去に2回200円ずつ値上げをさせていただきましたが、あっという間に原価率がおかしな数字に跳ね上がってしまいます。
現状の仕入れ状況で国からの助成金もなかった開業当初の原価率に戻そうとすると2500円まで上げてそれでも少し悪いレベルになってしまいます。
今回の原因は毎度毎度そうですがお肉の値上がりと光熱費の値上がり、そして米の値上がりです。
米の値上がりに関しては僕が米屋時代の価格と比較しても今までが安すぎたのでまだ上がる気はします。ただ、今回の米価の値上がりも農家さんには還元されないでしょう。儲かるのは某数社だけという図式です。
話が逸れたので戻します。牛肉ですが値上がりが止まりません。そして、カットが良いブロック肉はもっと値段が高くなってしまっているので、カットの悪いブロック肉になりました。それも原価率を押し上げる要因になっています。落としたところをひき肉に活用できれば多少は違うのですが、現状そこまで手が回りません。ブロックのカットが悪くなってくると、切り出すのに時間がかかるので昔に比べて仕込みの時間が大幅に増えてしまっています。時間はかかるのに切り出せる枚数が増えるわけではないので、仕込みで夜のみの営業やお休みが増えてしまっています。その上でさらにひき肉にとなると圧倒的に時間が足りなくなってしまいます。落としたところは肉屋さんに買い取っていただいて多少でも原価を下げようとはしているのは今までと変わらずです。
それならカットの良いブロックにと思われるかもしれませんが、そうするとさらに高いのでできません。

そこで、今回は値上げをせずに対処しようと考えました。量を減らすか、生産国や部位を変えるか、カットが良く肩ロースより良い部位に変えるかのどれにするか迷いました。ただ、やはり安易に安い牛に走ってしまうと肉質が明らかに悪くなってしまいます。そのため、これは選択肢に入りません。値上げも今までのように200円あげても焼け石に水なので2500円にと思いましたが、さすがに客足に影響が出過ぎるだろうと思ったので、今のままのお肉で量を減らすことと、カットが良く肩ロースより良い部位に変えるの両方を時期を変えて試させていただくことにしました。

まずは今のままのお肉で量を約450gから約330gに減らさせていただきます。

ちなみに、カットが良く肩ロースより良い部位に変える場合は量は200gになりますが、肉自体のランクが海外産ですが今より上がり部位も良くなるのでまた違った印象になるかもです。

お客様には不利益しかありませんが、何卒、ご理解いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

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