世界一わかりやすいマーケティングの教科書/要約①
今日はこれをまとめていこう。
世界一わかりやすい本なのに、自分が理解できなかったらそれはもう一生理解できないだろう・・・
そう思って読むと覚悟が変わるよ。
今日はとりあえず1章まで要約していこう。
誰が書いたのか?
筆者は宮永博史さんという方で、東京理科大学MOT大学院教授らしいです。1956年生まれなので、現在64歳です。64歳というと、会社では定年を迎えている人なので、リアルに想像すると結構なおじさんに最新のマーケティングを教えてもらうイメージ。
だから、WEBマーケティングについてはほとんど載っていない、本質的なことを教授らしく書いているのかなーと懐疑的に読んでしまいます。
その他にも著書として、
などがある。これだけ書いていれば、さぞ印税が入ってきているんだろうな。。。
はじめにとおわりに
ぼくが本を読むときには、まず「はじめに」と「おわりに」に目を通す。その後、目次を見て、パッとみて興味がありそうな無さそうなら、順番に読んでいく。
■はじめとおわりにで書いてある内容
最小限の知識で プロセスに沿った実践で マーケテイングを学ぼう
これがこの本のコンセプト。
つまり、マーケティングの知識を1~100まで覚えるのではなく、その中でも重要な点を実践から学ぼうということだ。
この本での重要なテーマは、以下二つ
・コミュニケーションの重要さ
・実践
■コミュニケーション
マーケティングは「コミュニケーションに始まり、コミュニケーションに終わる」というくらい重要。社内でコミュニケーションが十分にされ、社内の誰もが「この商品はこうだ!」と言えるようになって初めて社外の顧客に伝わる。
■実践
いくら知識を入れても、実践で使えなきゃ意味がない。
某国の首相と、アメリカ大統領の会話を引き合いに、間違った知識を実践し、それに気づかないことの怖さを書いてます。
得た知識は実践しないと意味が無いし、勉強しないと正しい知識は得られない。
■目次
6章構成になっており、
1章:コミュニケーションの大切さ
2章:顧客の創造の仕方
3章:情報収集の仕方
4章:顧客の課題の見つけ方
5章:商品以外で大切なこと
6章:まとめ
タイトルは変えてますが、大体こんな感じです。
第1章に書いてあること
ここに書かれている実際の例としては
BMW、キリン、北海道大学のノーベル賞の事例。
ここでの結論としては、
マーケティングとは、「人の心をつかむこと」。
「人の心」とは、社内外での人の心、つまり関わる人たちの心のことだ。
その心をつかむためのコミュニケーションの重要な3つの要素とは
①伝えたいメッセージ②伝え方③伝えたい相手
この3つだ。
①伝えたいメッセージとは?
例えば、こんな機能の商品がある(またはこんな機能がある商品にしたい)。この商品をどんなメッセージで伝えるかを考える。ここで魅力的なメッセージを考えれないと、社内でのGOが得られず、社外に出ることは無い。
そんな魅力的なメッセージであることの条件として、
・他社とは違う特徴がある
・その特徴が顧客にとって魅力的である
・その特徴を明確に伝えられる
以上の3点が網羅されていることだ。
このどれかがかけていれば、魅力的なメッセージとは言えず、それは魅力的な商品ではないということの裏返しでもある。
②伝え方
第1章ではここが非常に薄い。北海道大学の事例が出ているが、平たく言うと、「一生懸命審査員にアピールしました」ということだ。特に教授というポジションであり、どんなにいい研究しようとも、それが相手に伝わらなければ価値が生まれないことを言っている。
現代では伝え方は非常に多くのツールがある。それこそWEBを活用するのはもはや当たり前で、数多くある伝達媒体から何をチョイスするか、そしてそれらのメリットデメリットは?
こういったことには一切言及していない。この辺りが著者の苦手分野なのかなあとも思ってしまった。
③伝えたい相手
逆にここにはある程度ページを割いて書いてある。ターゲティング・セグメンテーション・ポジショニングといった、マーケティングの勉強したことがある人なら聞いたことがある言葉について説明している。
例を挙げるとしたら、
目的:キリンフリーを売りたい(売り手側の思考)
セグメンテーション⇒市場を切り分ける
=縦①ビール飲む②ビール飲まない 横①運転する②運転しない
ターゲティング⇒切り分けたところのどこを狙うのか
そして、ポジショニングとは顧客側の思考になり、セグメンテーションして、ターゲティングした結果、顧客側がキリンフリーを「飲んでも運転できる商品」と認識したことを言う。
この3つの要素のうち、商品と顧客を決めることが何より大事で、それが決まれば伝え方は無数に考えらえるということだ。
そしてこれらのマーケティング活動の中でも重要なことは、
目的と完結をチェックすること
マーケティング自体は終了することが無く、継続的でなければならない。先駆者が成功すれば、競合もどんどん参入してくる。その競合に市場を奪われないようにするために、得られた成果・情報を精査し、次の手を打ち続ける必要がある。逆にそれが出来なければ、市場から撤退していくしかない。
以上が第1章のまとめです。これから第2章以降もまとめていきます。
何か間違っていることがあれば随時加筆していくかもしれません。
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