2024.07.27 新潟9R新潟ジャンプステークス(J-GⅢ)

新潟9R新潟ジャンプS(J-GⅢ) 3,250m

◎サペラヴィ
○ホッコーメヴィウス
▲ニューツーリズム
☆サイード
△パトリック
△サイード

◎サペラヴィ:江田勇亮騎手
前走はペースが遅かったとはいえ、61kgを背負いながら自ら動いて押し切る完勝劇。時計勝負がどうかと思っていたが、幸いにして週中の雨の影響が残りそうなコンディション。前めに付けながら折り合いに不安がなく、後半トータルでまとめられる脚も持っている。ホッコーメヴィウスやニューツーリズムといった辺りを目標にしながらなら展開的にもそう難しくはないはず。大きな馬体減があった昨年に比べてこの中間はコースを長めから追ってそれ以上のデキなら1年越しの悲願を叶える大チャンス。

○ホッコーメヴィウス:小牧加矢太騎手
昨年はフォッサマグナの存在もあってスタートから押っ付けて行ったがこれが裏目。その前の東京JSが伏線になっていたとは思うが必ずしもハナでないと競馬ができない馬ではなく、自身のマイペースなら自然と位置が取れて終いまでまとめられる。今回はテンで絡まれそうな馬もおらず、前にさえ出てしまえば飛越でイニシアチブを握れるので、道中でニューツーリズムに被されても捲り切られさえしなければこちらに分があると思う。小牧加Jはテン乗りだが、馬のリズムを守れれば勝ち負けできる条件。前週には逃げ切り勝ちを決めたし、重賞の舞台で一皮剥けて欲しい。

▲ニューツーリズム:伴啓太騎手
前走は得意の舞台で3着も、62kgを背負った状態で逃げ馬を自ら捕まえに行ってマークされてのものなら悲観するものではないというのが個人的な感想。当地だけではなく固定障害のコースも苦にしないようになって目下8歳にして充実一途。ホッコーメヴィウスを目標にスタミナを活かす形に持ち込めれば昨年以上も。

☆サイード:黒岩悠騎手
かなり前進気勢が強いタイプで距離延長が克服できるかがカギに。OPでの勝ち方を見てもスピードで劣るということはないと思うが、その辺を活かす乗り方をするにしても雨が降れば多分に影響を受けそう。外枠でポジションを主張するような形は難しそうなので、決め打ち的な乗り方なら一角崩しまであっても。

△パトリック:森一馬騎手
前走は距離延長でも崩れなかった点は収穫。ただペースが遅いからかかりながら上がっていく感じで、ニューツーリズムに先着したとはいえ1kgもらいだったうえに自分から動いて苦しくなった所を交わしたという内容だから上位進出には展開の助けは要ると思う。

△サクセッション:石神深一騎手
勝った昨年は先行勢がかなり前がかりになって、終い勝負のこの馬に展開向いた感。ただ前走・京都HJに関してはコースレイアウトも距離も何もかも合わない舞台で度外視できるし、小倉でも崩れず走れた内容なら追い込み一辺倒という印象はない。前に楽をされたときに捕まえに行けるまでの脚があるかどうか。

ホッコーメヴィウスが速く、枠もいいので単騎逃げ濃厚。ロンギングバースが番手に落ち着けば序盤の隊列はアッサリ決まりそう。新潟だし道中は大きな動きなく進むと思われるが、溜めて味がないニューツーリズムが一番初めに動いてホッコーメヴィウスがこれをどう捌くかがカギに。時計勝負にはならないと思うので、基本的には前有利の展開予想。
どちらに転んでも前を見ながらレースが作れそうなサペラヴィを本命に。道中でニューツーリズムをマークしながら捕らえたレース内容は今回に繋がる競馬と思うし、昨年3着時も万全とは言えない状態でのものであることを踏まえれば状態さえまともならば勝ち負けという算段は立つ。手の合うコンビなので変に小細工せずリズムを守れれば。
それほど脚を使わずハナに立てそうなホッコーメヴィウスは展開利が見込める。途中から動いてきそうなニューツーリズムの存在は気になるが、当日は雨の予報も出ているし道悪実績の分でこちらを上に。
そのニューツーリズムは自分から動いて行く型がある分迷わず乗れるのが強み。昨年のハイペースを追いかけて僅差の2着なら地力の高さは揺るがない。60kgなら当然勝ち負けまで視野に。
底を見せていないという意味ではサイードで、昨年新潟でOPを勝ったレースが好パフォーマンス。人気馬が突っ込み気味に仕掛けるなら漁夫の利的な場面も。


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