2024.05.11 京都8R京都ハイジャンプ(J-GⅡ)

京都8R 京都ハイジャンプ(J-GⅡ) 3,930m

◎アサクサゲンキ
○ヴァリアメンテ
▲ザメイダン
△トライフォーリアル
△スワヤンブナート

アサクサゲンキ:小牧加矢太騎手
先行馬ながら初手からハナに立つと崩れるタイプ。京都では昨秋の京都JSで2着があって苦にはしないと思うが、J-GⅠでは振るわないように長距離が必ずしも向く馬でもない。とはいえ上りが求められる中山の大障害コースとは違うし、溜めも利くので好位をキープできれば勝ち負けになる。相手関係から考えても今回はチャンス。

ヴァリアメンテ:西谷誠騎手
これまでの走りを見る限り折り合いをつけるために鞍上が押さえつけているのでこの距離がプラスとは思わないが、低くてロスの少ない飛越だから我慢さえできれば相対的にアドバンテージを得られるのでは。前走もコーナーで外を回してロスの多い競馬をしているし、未知の魅力ならこの馬。

ザメイダン:石神深一騎手
昨年の当レースも勝ち馬からコンマ9秒差の5着と大崩れはしておらず、溜めすぎてキレ負けした印象も。飛越で前に出てしまうので、鞍上は恐らく中山新春JSと同様、後続に脚を使わせる競馬をしてくると思う。溜めが利かず本質的に距離延長が向くタイプとは思わないが、障害数が多くて順回りの京都自体は合っているコースのはず。絡んでくるような馬もいないはずなので、60kgでどこまで粘れるか。

トライフォーリアル:五十嵐雄祐騎手
昨年の当レース2着馬。その昨年はスローペースからの上り勝負というラップ構成で、ペースが緩んでいるところを上手く押し上げられた面は大きな好走要因だった。無理に控えさせると飛越を中心にリズムを崩すところがあって、途中からでもある程度馬に任せて行かせた方が良さは出る。昨年は割と極端な位置取り勝負になったので、もっとレースが流れてスタミナを問われる展開になった時の対応力を懸念して相手まで。

スワヤンブナート:小野寺祐太騎手
前走は襷コースでの飛越ミスによって位置取りを下げるロス。ただそこをスムーズにこなせていても勝ち負けまではどうだったか。ハナに立ちたくない心理は鞍上の挙動からも見えるが、前に馬がいると気にしながら飛んでいるのは気になる部分。距離が伸びれば尚更で、その辺をケアするとロスなく立ち回りたい京都コースではどうしても位置取りが下がる。縦長の離れた番手にでもなれば力が出せると思うが、初手から出して行くと終いが甘くなるフシもあるので塩梅が難しい。

ザメイダンがハナ切れればある程度離して行くと思うので縦長の隊列を想定。後続に脚を使わせる逃げなら飛越や折り合いといった長距離適性も問われる展開になるとみて。アサクサゲンキは鞍上の小牧加Jが自分から捕まえに行くような競馬だとまだ判断力の面で課題が残る印象を受けるので、馬の力を信じた思い切りのいい動き出しで一皮剥けたい。


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