2024.09.15 中京1R障害未勝利

中京1R障害未勝利 3,000m

◎ヒルノショパン
○ニシノパプルブリリ
▲ザスリーサーティ
☆プリンセスララア
△テイエムエメラルド
△クラウンアラビアン

ヒルノショパン:森一馬騎手
平地では基本的に逃げての好走が主だったが、障害初戦の前走は抱え込む形で臨む如何にも初戦といったレース内容。ただ最後まで集中できて直線で脚を使えていたという点は非常にポジティブな要素。飛越も上手だったし、馬混みに入れた時に脆さを出さなければガラリ一変あっていい。

ニシノパプルブリリ:伴啓太騎手
入障戦の前走は初手から好位を取りに行って、勝ちに行った分で直線は甘くなったが3着という結果以上に濃い内容だったと思う。速い上りが無いがレース終盤で飛越が安定してきていたなので新潟よりは中京の方が向きそう。あとは脚質的に目標になりそうなので、抜け出して押し切ることができるかどうか。

ザスリーサーティ:▲坂口智康騎手→五十嵐雄祐騎手
前日に坂口Jが負傷で乗り替わりも五十嵐Jは元主戦で戸惑いはないはず。ただ当時は位置を取りに行って終いが甘くなることが多く、鞍上のスタイル的にもそういう競馬が予想される。ペースは落ち着きそうなのでその辺りは歓迎も、距離が伸びて微妙にパフォーマンスを落とす印象があるので条件替わりがどう出るか。

プリンセスララア:大江原圭騎手
再入障。ブランク前は結果こそ出ていなかったが非凡な能力の一端は見せていて、その力を持て余すような競馬に終始していた。当地でも終いに懸ける形だったとはいえ上りは使えていて距離は気にならないし、あとは若干間隔が空いて使った方がベターには思うので息の持ちがどうかだけ。馬券的な妙味は十分。

クラウンアラビアン:小牧加矢太騎手
初障害。試験の時計は目立たないものの、併せた相手を馬なりで大きく離しているところを見ると道中で手控えた分もありそう。母がエイシンフラッシュの半姉にあたり、叔父の産駒が障害競走での相性が良いことからすると血統的な強みはある。平地では未勝利だったが芝の中距離で先行しながら2着はあるから体力面でそれほど不安はないと思う。とはいえ既走馬にある程度メドを立てているメンバーが揃い、それを上回る評価をするだけの裏付けに乏しいので相手まで。

テイエムエメラルド:難波剛健騎手
初障害。試験の上りは優秀な時計を出していて、平地でも芝のマイル前後でそれなりに終いを使えるので障害のペースが合う感じはありそう。ただ今回は休み明けでコース追いは1本。元々使い詰めというローテーションを考えると続けて走ることを前提に調整をしている意図もあるのでは。5F-4Fのラップから飛越も未知数で。

当日は微妙も、未明にまとまった量の雨が降って馬場への影響は避けられない見通し。抜けた馬は不在も実力拮抗で競り合いが見られそう。展開的にはカイトレッドが行きたいが道悪だとペースを落とさざるを得ず、後続に脚を使わせたい同馬にとっては割引材料。隊列が固まってある程度終いが使えた方がいいと思うし、前が突っかける形ならコルドゥーン戦よろしく差し決着というのも考えられる。
ヒルノショパンは障害2戦目。追走で苦労するタイプではなく、むしろ折り合いをどうつけるかが大事な馬。ただ初戦で後方で我慢して終いが使えたし、ペースが落ち着いて集団を見るような位置で競馬ができれば直線の脚でまとめて面倒を見るまで。
ニシノパプルブリリも障害2戦目で初戦が好内容。揉まれにくい枠で、カイトレッドを可愛がりながら仕掛けどころを窺えればというところ。休み明けを使って状態は上向きも、先に動いて目標になる部分が馬場的にどうか。
ザスリーサーティは五十嵐Jへ乗り替わり。距離が微妙に堪えるかなという気がするし、道悪での3kg増は明確にマイナス。元主戦の鞍上でクセは分かっていると思うので立ち回りでどこまで。
プリンセススララアは使った方がベターとは思うが、ブランクがあったとはいえ障害経験馬で着順ほど悪い内容ではなかった。使った方がベターなのは間違いないと思うが、それでもこの人気なら見逃す手はない。普通に走れば前進あるはず。

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