2024.08.25 新潟1R障害未勝利回顧

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1着:ピーターサイト(上野)…△
2着:ザスリーサーティ(▲坂口)…△
3着:ニシノパプルブリリ(伴)…○

勝ち時計:3:10.7(13.38)
前半:83.3(13.98)
後半8F:103.3(12.91)
上り4F:49.1
上り3F:37.1

ピーターサイトが極端なスロー逃げの形に持ち込んで道中も絡まれることなく。3~4角で後続を振り切りにかかるところをニシノパプルブリリが追ってという攻防があり、直線でこれを競り落とすと最後は外から猛追するザスリーサーティの末脚をクビ差凌いでの辛勝。
スローペースの上り勝負という展開で、残り8F通過時点で1~3番手の入れ替わりで決着。ピーターサイトは自らの終いのなさを早めの仕掛けでカバーして、その分で作ったリードを活かしてザスリーサーティの追撃を抑え切ったという内容。

ピーターサイトは初手でハナを切ってスローに落とす逃げ。道中はかなりマイペースで行けて、向正面の連続障害では飛び勝っていたので絡まれることもなく楽な展開。鞍上も上りが使えないのは見越して3角から早めに吹かしていって、直線で猛然と迫ったザスリーサーティをゴール前でクビ差凌いだ。現状で即OP通用とはいかないパフォーマンスも、上昇曲線とまだ4歳という若さを考えれば使いつつ成長する余地もあると思うのでその辺りに期待。

ザスリーサーティは勝ち馬の番手につけて位置取り自体は悪くなかったが、スローで前残りの展開を考えると悠長に構えすぎた感。ただ休み明けを考慮して意図的に仕掛けを遅らせたという側面はあるようで、脚が測れたという見方もできるし相手関係次第では勝ち負けの段階に入っていると思う。

ニシノパプルブリリはペースが遅くて追走が楽だったという要因はあるにせよ、番手につけて最後の直線までは勝ち馬に食らいついてと初戦としては悪くない内容。飛越が雑な部分は散見されたが終盤には安定していたし、最後は勝ちに行った分だらしなくなっただけでスタミナ面でもメドは立った。あとは頭数が多くなってモマれたときがどうかだけ。


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