2024.09.07 中山1R障害未勝利回顧

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1着:インディゴブラック(小坂)…○
2着:ルレーヴドゥリリ(江田勇)…▲
3着:ダノンジャッカル(西谷誠)…◎

勝ち時計:3:14.8(13.53)
前半:86.4(13.50)
後半8F:108.4(13.55)
上り4F:52.1
上り3F:39.0

インディゴブラックの単騎逃げで4~5馬身あってタイセイエピソード、さらに5~6馬身あってメイショウコホク以下と縦長の隊列となるが、前半のペース自体は平均的なもので後方がじっくり構えすぎの感。中盤は1コーナーで外に膨れたようにインディゴブラックがフワフワするところもあって中弛み。ここで後方勢は一気に差を詰めて、特にダノンジャッカルは外に持ち出して向正面で集団を捲り、4角ではインディゴブラックの外で前にでたものの、中盤で楽をされた分直線で返り討ちに。更に終いに懸ける自分のパターンで直線伸びたルレーヴドゥリリが猛追してこれが2着まで。上位は僅差で2~5着までは立ち回りの差で結果も変わりそうだが、勝ち馬は集中力を欠く中だえのパフォーマンスでいい意味で能力を測りかねる。

インディゴブラックは入障戦に引き続きハナ。後続を引き離す逃げになったがペース自体は決して速くなく、中盤は自身がやや集中力に欠く場面もあって結果的に息も入って楽な形に。その分で4角で外に並ばれたダノンジャッカルに前に出られるまで行かれながらも直線では差し返す脚も残していた。ただ飛越では斜飛もあったがバネのある身のこなしで、体力的にも迫られればもっと伸びたのでは。能力が測りかねるところもあってまだ底が知れない。

ルレーヴドゥリリは通過順的に中団くらいになったがペースを考えれば先頭から離されるいつも通りの追走。ただそれ以上にゆったり構えたダノンジャッカルなどもいて、道中で押し上げるのに脚を使った馬と対照的に2周目で動かず(動けず?)、それでいて中山ならバンケットで置かれないので直線では持ち前の末脚活きて2着まで上がった。前述したように中山では道中で離されすぎず行けるので終いに懸けても何とか届く。今回も自分の走りはできているし、あとは展開が向くかどうかだけ。

ダノンジャッカルは折り合いを気にして後方からはこれまでの形も、レース自体のペースを考えるとそれほど流れなくてかなりゆったりとした追走に。それでも2周目入ってから外に出すとキッチリ位置を上げて行けて、最終5号障害を飛び終えた勢いでクビだけ前に出て直線を迎えたが残り200mからはインディゴブラックの逆襲に遭って、ゴール前ではルレーヴドゥリリにも交わされた。流石に道中で離されすぎた上に脚を使った分が最後に響いたというところで、控えるにしてももう少しいい加減でリラックスできるかという課題を露呈した。ただレースの形としては今回のように捲って行く競馬でいいと思うし、飛越も大きいので本場向き。

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