2024.03.16 中山8RペガサスJS回顧

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1着:ビレッジイーグル(大江原)…▲
2着:アサクサゲンキ(小牧加)…☆
3着:サンデイビス(井上)…無

勝ち時計:3:42.6(13.29)
前半:117.9(13.47)
後半8F:104.7(13.09)
上り4F:51.2
上り3F:38.2

馬場差があるので時計こそ異なるものの、前半ゆったりとした流れから後半のスピード勝負に移行、というラップ構成はビレッジイーグルが連覇した過去2年とほぼ同じペースメイク。とはいえ必要以上に緩めている訳ではなくむしろナチュラルな巡航スピードで、飛越も安定していたから捲る隙を与えず。むしろ外回りコースに入ってから動いて行った各馬が直線で苦しくなって、内々をロスなく立ち回った各馬で上位を独占するタイトな展開だった。

ビレッジイーグルはスタートを五分に出た後は主張してハナへ。同じく内枠から先行したザメイダンと併走する場面も多かったが動じず、外回りコースに入ると例の如くペースアップ。後続各馬を脱落させながらライバルを絞り込み、外から捲り上げてきたロスコフやナリノモンターニュも最終障害の飛越で競り落とし、ゴール前で迫ったアサクサゲンキの追撃も1馬身差までに抑え込んで当レース3連覇達成。結果が示す通りコース相性の良さは明らかで、中でも順回り+長くいい脚を使わせるというレイアウトが合っていると感じる。その点襷があって距離が伸びる中山GJは当然割り引いて考える必要があると思うが、少なくとも内回りの中山大障害よりは春の方がベター。昨年は道悪に泣かされたし、良馬場ならもうひと押し。

アサクサゲンキは前走でハナに立って自滅したのも踏まえて前に馬を置く形に。その縛りがある分でビレッジイーグルに逃げ切りを許したが、能力的に衰えがないところは示せたレースぶり。他馬と同斤で瞬発力を問われないレースならば引き続き上位の存在。

サンデイビスは外枠から行きたがる素振りを見せつつ徐々に先行集団の一角まで進出。終始外々を回って距離ロスは多い進路になったものの、外回りコースの奥まった4コーナー手前でやや置かれたところでラチ沿いを取れたことが奏功。手応えよく上がって行ったロスコフやナリノモンターニュに対して無理に動かず(動けず)、ビレッジイーグル、アサクサゲンキの真後ろをタイトに回ってこられた。速い上りは使えないけどずっと同じペースで走れるスタミナタイプ。福島の長い距離などこなせるようなら面白いのでは。

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