中学生の集団空き巣に入られた夢

その夢では現実の通り、私は昼寝をしていた

でもただで昼寝をする私ではない。
起きた時に食べられるように
レトルトのカレーをチンして寝た。
レトルトのカレーに賞味期限切れで
常温保存していた牛乳を入れ、
納豆を入れ、500Wで2分30秒セットし、
寝た。

もうここからおかしい。
チンの待ち時間に寝るほど俺は馬鹿じゃない
俺は大卒なんだ。偉いんだ。絶対偉いんだ。
あまり舐めるな。
ここら辺から夢だなぁとわかり始めた。

そこから目が覚めると
薄暗い部屋の中、
カレーをチンしたことを思い出す。
レンジの扉を開けるとカレーは溢れていた。
無理はない、色々混ぜたからな。

カレーを食う前に異変に気づいた。
どこからか光が差している。
玄関からだ。
戸締りをせず寝てしまった。
最近よくある。まぁいいか。

外に耳を傾けると
会話が聞こえてくる。
1人はか細く高い声の男。
もう1人は中学生くらいの女の子だろうか。
か細く高い声の男は
「何かあったら言ってねー」
くらいでこっちに来た。

その男から
このマンションで空き巣があったことを聞く、
でもなんか異常も無さそうだったし、
「大丈夫でーす」と答えておいた。

男は隣の部屋に調査を移す。


カレーを食べようとして、

電気をつけたその時、
「○沢参上!!!」と壁に落書きがあった。
(○が何だったか、覚えてない。)

壁に飾っていた映画のポスターの下の方のキャスト欄にクラスの座席表が落書きされていた。

そして、その下に僕の足にさらにすね毛をマジックで書き加えられた写真が飾ってあった。
(なんでそんなことするんだ。現状の生え様に不満があるのか。これが一番腹が立った。)

なにより熟睡したら、
「僕はそんなに無防備なのか」という
情けなさもあった。

か細く高い声の男にすぐ報告した。
「あー、あなたもやられたんだ。何とられたの?」と呆れた感じの男。

なにか取られたわけじゃないがもしかしたらと思い、浴室に入ると知らないスウェットの上下が干されていた。

「えぇ、なんで俺だけ物増えてんの?」
「こんな空き巣ある?」
「これ俺疑われない?」
と不安もあったが杞憂に変わる。

座席表を見る彼は深く頷き、
「犯人が分かったよ。やっぱりって感じだ」

男はついてこいと言わんばかりに部屋を出る。
そして、隣の隣の部屋を開ける。
すると中学生の男女の不良たちが部屋の奥の方でたむろしていた。
「お前らだな、座席表にお前らの名前があったぞ」とか細く高い声の男。

「そんなんで証拠になるのか」
と正直思ったが、中学生が金属バット殴ろうと飛びかかってきた為、傘で応戦した。

夢の中なので中学生をボコボコに出来た。
心も夢の中なので少しも痛まなかった。
ここまで勧善懲悪な夢は初めてだ。

最後は中学生の親玉が吹き飛んで行くシーンがスローモーションで入る。
彼は「今まで悪いことをしたら殴られてきたけど、それが不満だったけど、殴る側も痛いんだ。だからこれは当然なんだ。」
と述べた後、地面に叩きつけられるが、
ごめん、殴る側、全然痛まなかった。

ここで目が覚める(現実で)
キモかったので夢占いで調べた。
「空き巣の夢」
何も空き巣に取られなかった場合、あなたの運気が上昇する。と書いてあった。
んまぁ、嬉しいが。
起きて、レンジに気味の悪いカレーが入っていなかった事実が一番嬉しかった。


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