騒音を科学する

前置きが長くなって、話が逸れてしまうのが
僕の悪い癖だ。手短に前置く。

悪い癖だとは言っても、
僕自身は悪い癖だと思ってない。
かと言って他人が思っているかというと
それも定かではない。
自分が作り出した他人がそう言っているのだ。
お前は誰だ、産みの親は僕なのに、
顔も名前も知らないぞ。誰だお前。

長引きそうになったので軽く前置く。

      ⭐︎今日の活動
       11時起床
         ↓
      コンビニ飯食う
         ↓
 そろそろいくかと思うまでダラダラする
         ↓
     レンタルビデオ店に行く
         ↓
古本やら漫画やらレンタルビデオを買い漁る。
         ↓
 あらかじめ値札をみないように買い漁る。
         ↓
   2000円!?やっす!!イェーイ!!
         ↓
 ドーパミンやらエンドルフィンやらブパー
         ↓
     せや、カフェいこう

バイトもお笑いもなく、手放しにされると
僕はこういう生活を繰り返す。

カフェに行く、

甘いものとコーヒーを頼み、
2、3時間だけいようと思うのだが、
だいぶいてしまうため。夜飯もそこで食う。

そして、本を読む。
おもしれーと思ったページは予め曲げておく。
そして、2度と曲げていたことを思い出すことはない。その繰り返し、循環、反芻。

そして、カフェといえば
バックで流れるジャズっぽい音楽。
騒音にならない程度の優しいバックミュージック。
だから別に気にならないのだが、
あえて気にしてみると
2度と聞くことのない音楽。
死ぬまで題名が分からない音楽。
怖い、怖すぎる。理解できない、これが未知。

そんなジャズミュージックだが、
今日初めて、騒音っぽく聞こえた。
穏やかな曲調にドラムの「スンパタラカタン!」みたいなのが入っている。おかしい。
新たな挑戦をしようとしているのか?

責めるなよ、昔ながらの喫茶店が。今更。
するとシンセサイザーの言語化出来ない音が乱入してきた。

ストッーーープ!!ストップストップ!!
レフェリーが割って入り、
セコンドはタオルを投げた。
なのに音楽は止まない。
調和なんてもんじゃない。
掛け算どころか足し算にもなっていない。
騒音だ。

戸惑い。キョロキョロしていると
音の出どころが違うことがわかる。
ジャズは店内のスピーカーなのだが、
シンセとドラムは違う所から出力されている。
どこだ。

そこだ。
それはソファー席にかけたカップルだ。
てめぇらか、騒音を作りやがって。
彼氏のパソコンからドラムとシンセが鳴っている。

明らかに音漏れのボリュームでない。
店内BGMと同じボリュームなのだ。
だとしたら彼の目的はなんなのだろうか?
考えてみた。

①嫌がらせでやっている。
これは考えたくもない。
人間どもの平穏をシンセで奪っているのだ。
フフフ、人間どもめ。
こんなに完全な悪が日本にいてたまるか。
しかもこんなに小さいことからコツコツやる悪役は嫌だ。

②新しい音楽を提案している。
これも考えたくはない。
シンセとドラムのジャズへの調和性を彼は主張しているのだ。
いうまでもない。却下だ。却下却下。
ジャズは主役にならないからいいのに。
シンセとドラムが俺だ俺だ言ってて煩い。
この際はっきりいうよ?
君の音感は死んでいる。
今すぐ音楽をやめなさい。
君のためだ。君のためなら僕は悪になる。

③マジで音漏れしている
考えにくい。
イヤホンから音漏れしている出力じゃない。
店内に響くBGMと同じ大きさなんだぞ。
鼓膜が破れちまう。
これは大穴。オッズ120倍。

正解はーーーーーーーーー。

👩🏻「ちょっと」
👦🏻「えっ」
👩🏻「音量」
👦🏻「あっ、えっ、音量?」
👩🏻「出てる」
👦🏻「あっ!」

正解は③の「音漏れ」でしたーー!
黒柳さん、坂東さんボッシュートです!!

ちなみに音漏れというには音量が大きかったのはパソコンからそのまま出力されていたためでした。音漏れというよりはもう失禁ですね。
「音の失禁」なにやってんだよ。マジで。

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