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4本ジャ:Circle Of Fourthのパワー!

40過ぎて本気でジャズ。Circle Of Fifth とか Circle Of Fourth という概念がある。4度圏とか5度圏と訳される。図にすると簡単で、Cを頭に完全4度(完全5度)を並べていくだけ。これで12音が網羅できる。

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上は4度圏の図。逆回転させれば5度圏になる。本質的な違いはないと思う。ジャズは251とか736とか3625と進行することが多い。時計回りになるから4度圏の図の方が読みやすい。

この図から色々な情報が読み取れて面白いのだが、今回僕が気がついたのは「この図が頭に入れば曲を覚えるのも、移調も簡単になるじゃないか!」ということ。

例えば枯葉のコード進行を考えてみる。Cm7 F7 Bb^7 Eb^7 Am7(b5) D7 Gm7。ベースノートだけ見ると C F bB bE A D G。数字にすると2514736。4度圏Bb版を見てみよう。

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2514736という慣れてないとランダムな数字の配列が、綺麗に半周を描くことが分かる。

それから頻出で戸惑うことの多いb7度7thや#4度が意外に近いことも分かる。

5度マイナーから始まる4度転調が自然なことも分かる。

ベースの人が比較的容易に曲を覚えられる理由も分かる。

この図自体は何度も見たことがあるし「ああ、4度圏ね。知ってる知ってる」程度だったけど、最近になって「おお!4度圏スゲー!」と認識が変わった。音楽理論にはこういう体験が多いのだ。

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