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4本ジャ:独学のススメ

40過ぎて本気でジャズ。前も同じようなことを書いた気がするけど最近再び考えることがあったので書く。完全な繰り返しにはなるまい。

まずは独学に向かない人。素直な人。先生の出す宿題をキチンとできる人。強い疑問や不満を(たまにしか)持たない人。宿題をこなす。ある程度仕上げる。先生にOKをもらって次の宿題に進む、このステップが楽しい人。先生に習うのが正解だ。

アウトプットする場がない人。人に聴かせられない状況での独学はよろしくない。夜郎自大になってしまう。

独学するなら絶対に客観的アウトプットが必要だ。Youtubeで知人に見せるのもいい。知人に見せることより、自分の腕前を客観的に見られる(ハズカシイ!と思う)のが良い。ジャムセッション練習会、初心者向けジャムセッションに参加しよう。

独学が良い理由を書く。

最適な練習方法を選ぶのは難しい。人によってレベルが違う。好みが違う。やりたいことが違う。「これだぜ!」という練習が、先生から与えられることはまずない。自分がやりたいこと、自分の足りないものを反省して、自由に練習を選ぶことで、強いモチベーションが得られる。試行錯誤ができる。

大局的に見れば練習に大事なことは明らかでシンプルだ。ジャズピアノならスケールとコード。サックスならやはりスケールとロングトーン。いずれもゆっくり練習することが大事。これに沿っていれば、大きく道を外れることはない。

僕の練習の式次第は以下の通り。

1. ウォーミングアップ
2. コード
3. スケール
4. 左手コード&右手シンプルアドリブ
5. 黒本練習(iReal / メトロノームが望ましい)

実際に何をするかはともかく、タイトルだけ見れば間違いのない練習メニューだと自信を持って言える。これを軸に自分で練習メニューを組めば良い。

それからYoutubeを見て思うのは、楽器を教える先生は楽器のプロであり、楽器初心者とは別の世界に生きているということ。だから彼・彼女らの話すことやることは、別の世界の出来事であるということ。

極端なことを言ってるようだが、そうでもない。仕事だってそうだよね。例えばシステムズ・エンジニアでも銀行系ホスト系とWeb系デザイン系では世界が違う。話も通じない。

楽器のプロと素人の間に横たわる断絶は広く深いのだ。良い先生とはそのギャップを上手に埋められる人である。しかし完璧にこのギャップを埋められる人はいない。

Youtubeはありがたい。特に英語のレッスン。教えるのが非常に上手な人が、いろんなレッスンを公開している。そのレベルは様々で、そこは視聴者が見極めなければならないけれど、それもまた独学の楽しいところだ。


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