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4本ジャ:ジャムセッションに参加できる最低限の技術

以前、同じテーマの記事では

「ピアノなら右手でメロディ、左手でコードが弾ける程度の技術があればジャムセッションに参加できる」

と書いた。

今でも間違いではないとは思うが、何となく「違うなあ、何か足りないなあ」と思っていた。

「右手でメロディ、左手コード」

ウィントン・ケリーだってレッド・ガーランドだってキース・ジャレットだってチック・コリアだってピアノ始めて3年目の小学生だって「右手でメロディ、左手コード」で演奏する。一概には言えない。

最近気がついた。

大事なのはメトロノームだ。やっぱり。

右手でメロディ、左手でコード。メトロノームに合わせて、ワンコーラス、テーマが弾けること。

これでセッションに参加できる技量がある、と言える。

メトロノームを活用してから、僕の練習ライフは明らかに変わった。

上達速度が違う。メトロノームを使わないのは、その場で足踏みしてるのも同じだ。ルバート(自由テンポ)気味で弾けるようになったら、絶対にメトロノームを使って、ジャストリズムで弾けるように練習すべき。いや、すべきどころか、mustだ。

メトロノームが大事なのはわかった。でもそれだけじゃ不安だな。ワンコーラス、アドリブができるようになってから参加しようか。そのくらいできれば安心して参加できそうだ。

いやいや、とりあえず参加してみよう。メトロノームでワンコーラスアドリブが取れたら、もう中級者に近いよ。そこまで辛抱して独学するより、セッションに参加した方が上達は断然早い。

やはり、ジャズでは音程よりもリズムの方が大事なのだ。と書くと乱暴だな。具体的に言えば、音程をミスタッチしてもバレないけど、リズムを外すとバレる。周りを困惑させるのは、ミスタッチではなくミスリズムである。(ロストした?と思わせるレベルの連続ミスタッチでなければ、ね)

とにかくジャストリズムで弾けること。これが大事だし、ジャストリズムを練習するにはメトロノームが完璧なツールなのだ。


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