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海外FXと国内FXの違いとは?|それぞれの特徴、適性について解説

FXを始めてみようと思ったけど
国内FXと海外FXのどちらがいいか迷っていませんか?

この記事を読むことで

◯国内FXと海外FXの違い、メリット・デメリット
◯国内FXと海外FXのどちらが適しているか

これらについて理解できます。

今回は国内FXと海外FXの違いを項目別で解説し、
どちらが適しているかも含めて解説していきます。


国内FXと海外FXの違い

国内と海外の違いは下記の通りです。

・レバレッジ
国内FX:最大25倍
海外FX:最大1000倍

・追証
国内FX:追証あり
海外FX:追証がなし

・入出金
国内FX:入出金が容易
海外FX:入出金に手間がかかる

・スプレッド
国内FX:スプレッドが狭い(原則固定)
海外FX:スプレッドが広い(可変性)

・税金
国内FX:申告分離課税(一律20.315%)
海外FX:総合課税 (累進課税で5〜45%)

・安全性
国内FX:金融庁の許可を得ている分、安全性が高い
海外FX:業者次第で安全性が変わる

どちらにもいい面がありますが、
自身の状況に合わせてどちらを選ぶか判断する必要があります。

レバレッジや税金は明確に違うので注意しましょう。



レバレッジ

海外FXと国内FXにレバレッジの違いが出るのは
規制の違いによるものです。

国内FXサービスを提供する際に金融庁の許可が必要のため
レバレッジは最大25倍という規制があります。

海外FXでは金融庁の許可が不要のため
最大1000倍までのレバレッジを設定できます。


国内FXは投資家保護の観点から、
リスクを抑えるためにレバレッジに
上限が設けられているのに対し、
海外FXはこのような観点がないため
ハイレバレッジによる取引が可能です。

わずかな価格変動による損失が発生するリスクが高い分
少額資金からも大きな利益が狙えるのが
海外FXのメリットです。

追証

FXにおいての追証とは「追加証拠金」のことです。

国内FXではポジションの含み損が証拠金を上回った際に
追加の証拠金を入金する必要があります。

それに伴った損失の拡大、資金繰りの悪化、
精神的な負荷が懸念されます。

海外FXの多くは追証がありません。
トレーダーの損失による証拠金額の超過分を
FX業者が負担する「ゼロカットシステム」
を採用しているからです。

つまりトレーダーは最初に預けた証拠金以上の
損失が発生しないためリスクを最小限に抑えられます。

入出金

国内FXは国内の銀行と連携していることが多いため
入出金がスムーズです。

多くの場合は1営業日以内に完了し、
手続きもオンラインで簡単に行えるため
利便性が高いです。

反対に海外FXでは
国外の決済インフラの使用、出金審査などの関係で
出金が遅くなります。
また海外FXは出金拒否のリスクがあることも
考慮しなくてはいけません。

スプレッド

スプレッドとは通貨の売値と買値の差を指し、
実質的コストです。

国内FXのスプレッドは原則固定で
0.2pips程度に対して、
海外FXではスプレッドは可変性で
0.8pips以上と広めの傾向です。

FXトレーダーにとってスプレッドが狭い方が望ましく、
スプレッドが広いほど取引コストが高くなるため
国内FXと海外FXで
最終的な利益額に開きが生じる可能性があります。

税金

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◎国内FX
・申告分離課税:一律20.315%
・過去3年分の損失の繰越が可能

◎海外FX
・総合課税:累進課税で5〜45%
 (所得が高くなるほど税率の上がる)
・損失の繰越はできない
------------------


国内FXは収入が高くなっても
税率の変わらない申告分離課税方式のため
高収入者や兼業トレーダーにとってメリットが大きいです。

一方、海外FXは
所得に比例した税率が適用される累進課税方式のため
低所得の専業トレーダーにとって有利になります。

国内FXと海外FXを比較した場合、
所得が195万円以下なら税率が15%のため
海外FXが有利です。

195万円以上330万円以下ならほぼ同等の税率になります。

年間所得が330万円以上であれば
海外FXの場合は税率30%がされるため
一律の20.315%の国内FXが有利です。

安全性

国内FXは金融庁による認可や
厳重な顧客資産の管理を義務付けられているため
万が一、業者が倒産しても顧客資産は保護されているので
安全性は高いです。

一方、海外FXは金融庁による認可がなく、
顧客資産の分別管理義務がないため
必ずしも顧客資産が保護されるとは限りません。
管理体制なども含めて業者によって安全性が変わります。

しかし、金融庁による認可がない=違法ではありません。
海外FXは法律的に問題はないため
必要以上に恐れる必要はないでしょう。

国内FXが向いてる人



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◯資金に余裕のあってコツコツ稼ぎたい
◯安全性や信頼性を重要視してる
◯リスクを抑えたい

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レバレッジが最大25倍なのでまとまった自己資金がないと大きくは稼げません。

その代わりレバレッジに制限がある分、損失も限定されるため
時間をかけてコツコツ稼ぎたい人に向いています。

また顧客保護のための様々な規制を守る義務があるため安全性も高く、
日本語によるサポートも充実してるので初心者にも適しています。

海外FXが向いてる人



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◯少ない資金で大きく稼ぎたい
◯豊富なボーナスを活用したい
◯自ら調べて行動力のある人

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海外FXでは最大1000倍のレバレッジが可能なため
損失のリスクが高くなる分、少ない資金から大きな利益が狙えます。

また口座開設、入金時、取引量に応じたボーナスが受け取れる
業者もあるためこれらのボーナスを使って取引できるので
リスクフリーで経験を積めます。

ただし、悪質な業者も存在するので精査をしたり、
税制が国内と異なるため適切な税務処理が必要など
自ら調べて判断する行動力が求められるでしょう。

まとめ

今回は「国内FXと海外FXの違い、どちらが適しているか」
について解説しました。

リスクを抑えたい人は国内FX、
ハイリターンを狙いたい人は海外FXがいいでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で
業者選びが必要です。

国内・海外FXのおすすめの口座は別の記事で紹介します。

今回の記事を参考にご自身に合ったトレードプランを設計してみましょう。

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