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国試対策におすすめMeditunes

  以前、私の記事で”CBT向け”にMeditunesを紹介したのですが今回は国試対策にもMeditunesが良いよということを紹介したいと思います。

Meditunesとは?

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   Meditunesは上記のように内科の全項目を解説した項目別動画ライブラリ+講師の解説動画がついた国試演習サービス+必要に応じて追加できる映像講義ストアの3つで国試のサポートをしてくれます。月額1480円(税抜)で、毎月サプリストアで模試・講義の購入に使える500円分のポイントをくれるので実質980円ということにはなります。さて、以降ではMeditunesが他よりも良い理由を挙げていこうと思います。

聞いた事ないけど、大丈夫なの?

  おそらく、よっぽど塾のことを調べていく様な人でない限りMeditunesやこれを提供している医師国家試験予備校MACのことを知らないと思います。
  MACは元々TECOMで教えていたDr.東田が設立しました。彼の著書である国試内科学は今の40歳くらいの先生方の時代には今の病みえレベルに大人気で、全国で初めて直前講習を始めたのもMACです。直前講習ではほぼ東日本圏の医学生を集めたくらいの人数を集めるほどでした。
   MACはそれ以降、国試浪人・6年生などをメインに対面授業のみを行ない、映像講義とその宣伝に注力しては来なかったのでMECの台頭を許した上にmedu4などのオンライン特化型の講義に一歩出遅れてしまいました。ただ、国試対策に限らずMACは有名病院のマッチング試験やMR向けの講座・医師向けの講座など医師国家試験を超えた教育を続けており、今も界隈では有名です。日経メディカルに信頼されるくらいですから... 
          さて、そんなMACですが今まで多くの医学部の医師国家試験合格実績を急上昇させてきた実績から新設医大のカリキュラム作成を頼まれるくらいですので実績・実力ともに十分と思われます。私は、Q-Assist, medu4のマイナーを終わらせてからこのMACの講座を目にしたのですが最初からここにしておけば...とかなり悔やみました。別にどこが良い悪いというのはないと思いますが、私は基礎医学から臨床医学をうまく繋げて、病態をきちんと捉えた勉強をしたかったのでそれに合致するのがMAC, Meditunesでした。

その1. 国試DB

      みなさん、QBなど過去問を解いていて「解説を読むのが辛い」「まず基本知識がない気がする」「また講義動画を見返すのか...?」など不安に伴い色々悩んだのではないでしょうか。Meditunesの国試DBでは、QBの様なガイドラインの内容まで含んだ網羅的解説というよりは端的な解説を心がけているようで頭に入りやすい(medu4も同じコンセプトですね)だけでなく、講師の解説動画がついてきます。この解説動画を1, 2分見るだけで解説を読むよりもじっくり理解できますし、解説講師によっては基本からじっくり解説してくれる人もいるのでこれを各問題について見ていくだけですごい勉強になると思います。
おすすめの活用法:
  
おそらく多くの人がQBなどの過去問集を持っていると思うので(持っていなければ国試DBで解けます)、それでイマイチ自信が持てない問題の解説動画を見るというルーティンを組んでいくのが”一周を濃く解く”事に大きく寄与すると思います。
ポイント
   
この国試DBのポイントは解説講師のレベルの高さです。主要な講師であるDr.東田・Dr.中山・Dr倉田の紹介を下に載せておきます。
  Dr.東田:iMedicineの著者、金沢医大教授、慶應卒。在学中にUSMLE取得、Mayor clinicでも研修。丸暗記は不要で、病態整理・総論を抑えれば良いというスタンス。症候学が好きな人には向いているかも。ちなみに分かりやすさでは予備校界隈で一番かと思う。
  Dr.中山:病態整理できったの著者(監修は別の人)、慶應次席卒業。本を書いているだけあって分かりやすさは段違い。話すのは遅い。
  Dr.倉田:東大卒、東京医大准教授(病理)、循環器を主に講義する。語呂合わせも教えてくれるが、これが意外に効いてくる。
    他にも、多くの臨床現場を知っている先生が多いのがこのMeditunesに動画を出している国家試験予備校MACの特徴です。多くの予備校では”教える”ことに特化しすぎて臨床経験や医学の知識(特に基礎医学)を重視していない先生も多いです。医師国家試験は解ければいいので、解説する先生に拘らなくても別に良いのですが、将来臨床医を目指す人は臨床にもつながる考え方を意識して教えてくれる先生の解説を聞いた方がモチベも上がりますし、実際に研修医になって役に立ちます!

その2.動画ライブラリ

  動画ライブラリは、内科全項目についての項目別動画+項目別テキストのPDFが使えます。暗記に頼らず解答を導く力を養うことをモットーにしているので医学にありがちな「これはこういうものと覚えなさい」とせずにきちんと根本を教えてくれるので非常に記憶に残ります。
  多くのメディアで「究極である」と高く評価されるMACの必須の内科メジャー11科目の講義を網羅しており、過去問を解いていて例えば「CO2ナルコーシスがわからない」と思ったらMediTunesリンクをクリックすると動画ライブラリの中にある関連動画にリンクするようになっていて勉強を効率的にサポートしてくれます。
  IMedicineという本をご存知の方も多いかと思いますが、それに準拠した講義なのでこの講義が全て頭に入れば怖いものなしでしょう。

その3.サプリストア

  サプリストアは有料でMACの講義を購入するところです。元々浪人生向けにカリキュラムを組んでおり、それの録画配信なので全部受けると現役生には消化しきれないので、買うとしたら他の予備校と同様に内科・マイナー科・必修禁忌・公衆衛生・産婦小児で良いと思います。今まできちんと勉強したから今更講義受けなくても...という人は動画ライブラリ+国試DBの解説動画で全然物足りると思います。ただ、暇なら暇で解説講義や病理・画像診断など他の予備校にはない講座もあるのでバイト代に余裕があったら受けてみても面白いと思います。是非見て見てください!(https://www.meditunes.net/macstore/

ちなみに...

     勉強法に困ったら気軽にMACに問い合わせメールを送ってみると良いと思います。無料で対面相談にものってくれますし、相談したからといって自社のものを購入するように勧誘してくることもありません(不要にしつこい勧誘をせず、来てくれるのを待つのがモットーのようです)。長年多くの医学部生を見てきている分、その人に合ったアドバイスをしてくれます。医学部に入ってからは勉強のことを相談する人がいないというのは多くの人に当てはまるのではないでしょうか?大学によってカラーも違いますが、周りと勉強のペースややり方があっていない為に不安を抱えているのであれば是非相談にいって見てください!
  僕も実際に行って、向こうの担当の方に2時間くらい色々相談に乗ってもらった挙句「また遊びに来いよ」と声をかけてもらって何も買わずに帰ってきたので安心してください!(後にonlineで買ってますが)

最後に

  最後まで読んでくださってありがとうございます。私は個人的にこのMAC, Meditunesの講義が好きなのでこういう記事を書かせてもらいましたがもちろん人には合う・合わないありますしどの予備校にも一長一短があると思います。皆さんのスタイル・理念に合う予備校を見つけてもらい、国試に限らずその先にも役立つような勉強をしていただけると嬉しく思います。

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