ベーシックインカム・パーティ
「これだ!これを実現するしかない!」
都内の私立北山大学4年の上澤信明は、就職活動で1社からも内定を得ることができずに大学を卒業。しばらくは塾講師のアルバイトで食いつなぎながら就職活動をすればいいと思っていたが、次第にそのアルバイトもめんどくさくなり、卒業して3カ月ほどしてニートに。実家の両親からの仕送りも止まり、預貯金も残り僅かとなったある日。いつものようにネットカフェのPCで巨大掲示板を眺めていたら「ベーシックインカム」という用語に出会う。国民に最低限の所得保障をするた