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Poem 333

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ブログ・電子書籍・コンクール入選・・・既発詩から厳選して採取採集。
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2020年9月の記事一覧

執筆欲

書きたいことはない と思う時でも 書いた方がいい事は 書かなければならない事は いくらでも溢れてるもので 書きたいことがない時も 書いた方がいい事は そこら辺で待ってくれてて 書きたいことがない時も 書かなければならない事は そこら中で舞ってくれてて 書いた方がいい事を書いているうちに 書かなければならない事を書いていれば どこからか書きたいことが どこまでも書きたいことが 溢れてくるもので 暴れてくるもので 結局は 書きたいに 返りまして 結局は 書きたいへ お帰り

ツナのおかげ  【参考】RADWIMPS「夏のせい」

ツナのおかげで 和えれるマヨネーズ 故意のおかげで 逢えないメモリーズ 気づく前から とっくに恋 築く前から どんな愛よりも愛 飽きること知らない展開 飽きようがなかった多面 あまりにも あまりにも 華麗だった 時間とか概念 越えて あまりにも あまりにも 鮮烈だった 空間とか認識 越えて 誰よりもと強く 淡いまま 何よりもと深く 儚いまま 結ぶたび 気づくことができた 溢れるほどの感受性 重なるたび 築くことができた 暴れるほどの寛容性 淡く 薄明り 置き

点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀

大・長・多は 開放と回帰を実現する。 意図としても 印象としても 両極ではあるが 構造や物語が強くなるか 多様や分散が濃くなる。 視線の獲得か 刺激の喪失かの差しか底にはなく 点もあふれ 天もありふれ あまねく愛は朝のように洗われる。 小・短・少は 凝縮と放射を実現する。 意図としても 印象としても 両極ではあるが 断定や画一が強くなるか 推量や曖昧が濃くなる。 単純な闘争か 短絡な逃走の差しか底にはなく 点もあふれ 天もありふれ あまねく哀は雨のように愛される。