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生まれ変わりたい 何度願ってきたことだろう 見つめることをなおざりにして そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって どうしようもない現在進行形へと変貌 どうかしようともしない現在退行形へと変造 想像性を現実に当てはめず 二の足ばかり研ぎ澄まし 創造性を現実に当てはめず 浮き足ばかり研ぎ澄まし それでも この瞬間もどこかで決定的に連関している まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも たとえば 僕が今こうして 部屋でこの詩を綴って 路上