階段から転げ落ちるような話

こんばんは。
数あるnoteの中から、わたしの投稿に来てくださりありがとうございます。

三連休の最終日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私は何故か、誰に見ても毒にも薬にもならない文章を書いています。

そのため、ここから下に書いてあるものはあなたに何も良いことを与えません。
むしろ、あなたまで私が持っているような感情にさせてしまうかもしれません。
読み進める際はそのことをご承知おきください。

また、今回は文章の都合上あとがきを載せません。
皆さん明日からまた平日が始まりますが、乗り切っていきましょうね。
読んでいただきありがとうございました。
それでは、またいつか。




「結婚を前提にお付き合いをしてる」

そんな報告を受けた。
振り切ったはずの過去にどうやら捕まってしまったみたいだ。
何もかも置いてきたはずだったのに、
気づいたら「それ」は手元にあった。

きっかけは自分だった。
ただなんとなく心配だった。
自分がいなくなってからどうしているんだろうか?
辛いことは起こってないだろうか?
新しく大切な人はできたのだろうか?

僕の心配をよそに彼女は楽しそうだった。
安堵も束の間、次に来たのは後悔だった。
つくづく人は、進まなかったことの後悔が忘れられないのだろう。
「もしあの時、行動を起こしていれば」

彼女のために「停滞」を望んだ僕
彼女のために「行動」を起こした彼
目的は一緒だったはずだ。
ただ、僕の方が「相手を傷つけること」に臆病だったのだろう。
いや、もしかしたら傷つけたくなかったのは「自分」なのかもしれない。

彼女は蛙化現象だった。
だから、僕たちは付き合わずに友達としての親友を目指していた。
2人でそう決めたんだ。

僕は彼女が好きだった。
でも、その気持ちを言葉にしてしまうときっとこの関係は壊れてしまう。
僕たちの関係が壊れてしまったら二度と一緒にいられない。
僕はそれが怖かったんだ。

僕は「停滞」を選んだ。
もし「行動」を起こしたとしても結果は同じだったのかもしれない。
しかし、そのたらればは証明されず、未だにそこに縛られている。
ただ、少なくとも僕と違う決断をした彼を僕は称賛したい。
自分にはできなかった選択なのだから。
そういう人こそが彼女を幸せにできるんだろう。
そう信じることしか僕にはできない。
もう僕と彼女は元の関係に戻れないのだから。

「だけど万が一、自分の元に帰ってきたら僕は」
そう思ってしまう自分にひどく吐き気がする。
過去に置いてきたはずの「それ」が手元にある感覚が気持ち悪い。
気持ち悪いけど、どこか心地いい。
海の底に沈んでいくような、堕ちていく感覚。

一体いつになったら抜け出せるんだろう。

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